タイ・カンボジア国境地帯で、タイ陸軍による仏像設置などを巡り緊張が高まっています。カンボジア政府がタイの活動に正式に抗議したことに対し、タイ陸軍はこれらが自国領内での部隊の士気向上策であると説明しました。この状況はKhaosod Englishが報じており、両国間の国境問題が再び注目されています。
タイ陸軍、国境活動を擁護
バンコク発、タイ王立陸軍は、タイ・カンボジア国境沿いでの活動を擁護しました。カンボジアのプノンペン政府が、国境地域での仏像建立、タイ国旗設置、有刺鉄線設置に対し正式な抗議を行ったことを受けてのものです。
陸軍報道官のウィンタイ・スワリー氏は火曜日、これら全ての活動がタイの主権が及ぶ領土内で、タイの管理下で実施されたと述べました。その目的は、国境警備に当たる部隊や地域住民の士気を高めることにあると強調しています。
また、これらの設置はタイの法律と規制に則って行われ、国境で活動する人員にとって精神的な支えや士気向上の一助となることを意図していると説明しました。
カンボジアからの抗議とタイ側の反論
カンボジアは以前、タイの国境地域での建設作業、国旗設置、有刺鉄線設置が国境の安定に影響を与える可能性があるとして、正式な抗議を提出していました。
しかし、ウィンタイ報道官はこれらの主張を否定。チョン・ボック地域の有刺鉄線は、タイ領内における安全保障上の措置であり、人員の保護、両国軍間の衝突リスクの軽減、誤解の防止を目的としていると述べました。
この措置は、国境沿いの緊張を緩和し、安定を維持するための努力と一致していると付け加えました。
歴史的背景と今後の対応
タイとカンボジアの間では、カオ=プラ=ヴィハーン(プレアビヒア寺院)を巡る領有権問題など、国境に関する歴史的な対立があります。今回の仏像設置も、そうした敏感な地域での行動として、カンボジア側の懸念を引き起こしました。
タイ陸軍は、主権の保護と国境沿いのコミュニティの安全確保へのコミットメントを再確認しました。
また、2025年12月27日にタイとカンボジアが署名した共同停戦合意を厳格に遵守し、国境問題の管理には二国間メカニズムを継続して使用していくとしています。


