ベトナム中部カインホア省で、違法な「砂泥棒」取り締まり中に殉職した警察官の妻が、村落警察官として採用されました。これは、夫の犠牲を称え、残された遺族を支援するための特別な措置です。Tuoi Treが報じました。
殉職した少佐とその家族
今回、村落警察官に採用されたのは、チャン・ティ・トゥイ・チャンさん(36歳)です。彼女の夫であるドー・アン・クォック少佐は、2024年5月18日、ニャチャン市のカイ川で違法な砂の採取活動を取り締まる任務中に、職務中に命を落としました。
チャンさんは11歳と4歳の2人の子供を育てる母親であり、夫の殉職後は子供たちの世話に専念するため、それまで勤めていた会社を退職していました。この悲劇的な状況に対し、カインホア省の地元当局は支援の必要性を認識しました。
遺族支援と特別採用
カインホア省公安局は、チャンさんの家庭状況と、夫の地域社会への多大な貢献を考慮し、彼女を村落警察官として採用することを決定しました。この決定は、ディエン・カイン県のディエン・フー村での勤務となります。通常、警察官の採用基準は非常に厳しいものですが、夫の功績と遺族の困難な状況に鑑み、特別措置が講じられました。
この採用は、単なる職の提供にとどまらず、殉職した警察官の遺族に対する国家からの深い感謝と支援の表れです。地域社会の安全を守るために命を捧げた英雄の家族が、安心して生活できるよう配慮されています。
地域社会への貢献を誓う
チャンさんは今回の採用について、「夫が命を懸けて守ろうとした地域社会の安全に、私も貢献できることを光栄に思います」と語っています。彼女は、夫の意志を継ぎ、新たな職務を通じて地域住民の安全と秩序維持に尽力する決意を示しています。この特別な採用は、ベトナムにおける公務員の殉職者遺族に対する手厚い支援体制の一例と言えるでしょう。


