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【バンコク・ディンデーン区】鉄道建設中のビル倒壊

※画像はイメージです(AI生成)

2026年7月27日、バンコクのディンデーン区で、タイ高架鉄道オレンジラインの建設に関連して解体作業中の4階建てビルが倒壊しました。この事故により、周辺住民が避難を余儀なくされ、ディンデーン区役所と関連機関が現場の調査および影響を受けた住民への補償計画の準備を進めているとKhaosodが報じました。

バンコク・ディンデーン区で解体中のビルが倒壊

2026年7月27日、バンコクのディンデーン区プラチャーソンクロ通り28番地ソイで、タイ高架鉄道オレンジライン(バーンクンノン~ミンブリー間)の建設プロジェクトの一環として解体作業が進められていた4階建ての古い建物が倒壊しました。この倒壊により、大量のコンクリート粉塵が広範囲に飛散し、周辺地域を覆い尽くしました。

現場近くにいた住民は、危険を感じて一斉に避難する事態となりました。倒壊した建物は、オレンジライン鉄道の橋脚建設準備のための解体対象だったことが、タイ高架鉄道公社(MRTA)の担当者によって明らかにされています。

現場の状況と初期対応

事故発生後、ディンデーン区役所は直ちに関連機関と協力し、現場の安全性確認に乗り出しました。首都圏電力公社と首都圏水道公社も追加調査のため現場入りし、周辺インフラへの影響を確認しています。

ディンデーン区のパニサラ・ネートタラトーン区長は、これまでのところ負傷者や死者は確認されていないと発表しました。区役所は、土木、警備、災害対策部門の職員を動員し、MRTAと連携して倒壊した建物の構造や周辺地域の安全性を徹底的に調査しており、再度の倒壊の可能性も慎重に評価しています。

住民からの懸念と被害の声

現場近くに住むジュタマートさん(女性)は、解体作業が開始されることについて事前の通知が一切なかったと訴えています。前日から作業員が金属製の仕切り板を設置し、大型重機が搬入されているのを目撃しており、当日の朝8時には解体作業が始まったとのことです。

ジュタマートさんは「解体作業中は激しい揺れを感じ、安全に不安を感じていました」と語りました。周辺の住民たちは、高齢者や病人をコミュニティのスポーツ施設に避難させていたといいます。午後の倒壊により、ジュタマートさんの自宅も一部損傷を受け、現在も安全への懸念が拭えないため、当局による迅速な調査と補償を強く求めています。

住民の安全と環境への配慮を求める声

今回の事故を受けて、国民党のカンタポン・ドゥアンアムポン下院議員も現場を視察しました。議員は住民代表として、関係機関に対し、鉄道建設プロジェクトの実施における問題を再検討し、住民への影響を調査し、住民の安全が確保されるよう強く要請しました。

また、カンタポン議員は、以前から建設作業による粉塵に関する苦情が多数寄せられていたことにも言及し、今後のプロジェクトにおける環境への配慮と住民とのコミュニケーションの改善を求めました。当局は、必要に応じて周辺住民の避難・移転計画を準備し、MRTAが影響を受けた人々への支援計画を実施するとしています。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
タイ・ベトナム・インドネシアの最新ビジネスニュースを日本語で毎日配信。現地メディアの一次情報をもとに、日系企業・駐在員の意思決定に役立つニュースを厳選してお届けします。
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