ベトナム・ホーチミン市のブンタウ港で、密輸されたとみられるDO油1万リットル以上が2隻の船舶から押収されました。市場管理当局と経済警察の合同捜査により発覚したもので、VnExpressが報じたところによると、船長らは無許可販売を認めているとのことです。
ホーチミン・ブンタウ港で密輸燃料を摘発
4月15日、ホーチミン市ブンタウ区のサイマイ港(Sao Mai)において、市場管理チーム第21と経済警察(PC03)が合同で、船舶PL28およびBY27の2隻を検査しました。
その結果、両船から合計10,018リットルの出所不明のDO油が発見されました。内訳は、PL28号船に2,006リットル、BY27号船に8,012リットルが積載されていました。両船の船長は、出所が不明であり、かつ必要な許可を持たない油を販売していたことを認めました。
船長への罰金と燃料の没収
当局はPL28号船の船長に対し、罰金5,000万ドン(約30万円)を科し、積載されていた燃料の全量を没収しました。BY27号船については、より高額な罰金1億1,500万ドン(約69万円)が科される見込みで、8,000リットル以上の油が没収されることになりました。今回の摘発は、密輸行為に対する当局の厳正な対処を示すものです。
密輸増加の背景と市場価格
当局によると、国内外のガソリン価格が高止まりする燃料価格を背景に、密輸活動が増加傾向にあるといいます。4月16日の価格調整では、各種油製品の価格は1リットルあたり1,920〜2,280ドン下落したものの、依然として高水準を維持しています。具体的には、ディーゼルは31,040ドン(約186円)、マズートは20,330ドン(約122円)となっています。ベトナムでは、国境地域やホーチミン市のような大都市において、密輸品や模倣品の流通が多い実態が指摘されており、今回の件もその一端を垣間見せるものです。
市場取り締まりの強化と成果
今回の取り締まり強化期間中には、他にも多数の違反が摘発されています。以前には、市場管理チーム第9が化粧品販売店を検査し、送り状や書類のない密輸シャワージェル5,664本(総額2億8,300万ドン、約170万円相当)を押収しました。市場管理当局は、市場の安定化と消費者保護のため、今後も検査を強化し、違反行為を厳しく取り締まる方針を表明しています。


