タイ中部ウタイターニー県で、宅配員が高価なドローンを配送中に紛失する事件が発生した。この事件は、女性販売者が顧客に発送したドローンが途中で行方不明になったもので、運送会社と従業員の間で責任の所在が問われている。Khaosodが報じた。
ウタイターニー県で高額ドローンが配送中に紛失
2026年4月30日、ウタイターニー県ラーンサック郡ラバン地区に住むカノックワンさん(31歳)は、自身が顧客に送る予定だったドローンが宅配中に紛失したと訴えた。彼女は4月27日午前11時55分頃、自宅で宅配業者に荷物を引き渡した。荷物にはDJI Air3sコンボセットのドローン本体、リモコン、充電器、バッテリー3個、フィルターが含まれており、その総額は約3万4500バーツ(約17万2500円)に上るという。
紛失の経緯と被害者の訴え
荷物を引き渡した後、宅配員から「ラバン郡からラーンサック郡へ向かう途中の道路で、荷物を落として紛失した」との連絡が入った。カノックワンさんと夫は、その後3日間にわたり紛失現場周辺の道路を捜索したが、ドローンは見つからなかった。宅配員は当初、責任を取ると約束したものの、3日経っても具体的な対応がなかったため、カノックワンさんは顧客に代金を支払い、警察に被害届を提出するに至った。彼女は、日々の生活費を稼ぐために働いており、この金銭的損失が大きな負担となっていると語った。また、荷物を見つけてくれた人には謝礼を支払うと発表している。
宅配員の主張と運送会社の対応
地元メディアの取材に対し、紛失に関わった宅配員であるゴースムさん(仮名)は、自身が直接荷物を受け取ったのではなく、別の従業員から引き継いで運送会社へ届ける途中だったと説明した。バイクで他の荷物も運んでいた際、荷物を固定していたゴムバンドが外れていることに気づき停車したところ、カノックワンさんのドローンが途中で落ちていたことを発見したという。ゴースムさんは、故意に盗んだわけではなく、ゴムバンドが破損したことによる不可抗力な事故だったと主張している。彼女はすぐに運送会社に報告したが、同社からは「荷物が倉庫に到着していなかったため、従業員個人の責任である」と告げられたという。運送会社の担当者は、現在この件について調査を進めており、法務部に送付して対応を検討していると述べている。タイの宅配サービスにおけるこのようなトラブルは、荷物の安全な配送に対する信頼性への注意点を浮き彫りにしている。


