タイ南部ソンクラー県ハジャイ市で、視覚障がいのある宝くじ販売員が女性に宝くじを奪われる被害に遭いました。この販売員は同様の被害に「ほぼ毎回」遭っていると訴えており、警察は捜査を急いでいます。Khaosodの報道によると、犯人の女性は他の宝くじ販売員にも同様の手口で犯行を繰り返しているとみられています。
【ソンクラー県ハジャイ市】病院内で発生した窃盗事件
ソンクラー県ハジャイ市にあるハジャイ病院内のコンビニエンスストア前で、5月23日午後2時頃、視覚障がいのある宝くじ販売員が女性に宝くじを奪われる事件が発生しました。被害に遭ったのはアチャラ・カンラッタナさん(41歳)で、宝くじの正確な枚数は現時点では不明です。
巧妙な手口で近づく常習犯
アチャラさんの証言によると、犯人の女性はドリアンを売るふりをして近づいてきました。当初、ドリアンを230バーツ(約1,150円)で提示しましたが、アチャラさんが購入を断ると、180バーツ(約900円)に値下げして再度提案。それでも拒否されると、今度は宝くじ1セット、その後2枚、最終的には1枚と交換してほしいと執拗に要求しました。アチャラさんは「子どもの養育費や学費が必要なので、お金がなければ買う必要はない」と断固として拒否しました。
支払いを装い宝くじを窃盗
その後、犯人の女性はスキャン決済が可能か尋ね、「携帯電話に200~300バーツ(約1,000~1,500円)ある」と主張し、宝くじを2~3枚購入すると持ちかけました。まず1枚手に取ると、アチャラさんは100バーツ(約500円)だと伝えました。すると女性は、友人に電話をかけるふりをして、さらに別の宝くじを1枚手に取り、そのまま急いで逃走しました。
被害者の訴えと警察の捜査強化
アチャラさんは2枚で200バーツ(約1,000円)だと伝えましたが、犯人の女性は「1枚しか取っていない」と主張し、そのまま立ち去りました。アチャラさんは周囲の人々に助けを求め、「視覚障がい者なので、ほぼ毎回このような被害に遭う」と悔しさを滲ませました。事件後、ハジャイ警察署のマーチャー・ケオトーン署長に報告され、警察は監視カメラの映像を収集し、犯人の追跡を急いでいます。
視覚障がい者を狙う連続窃盗の可能性
捜査関係者によると、犯人は中年の女性で、特に視覚障がいのある宝くじ販売員を狙って同様の犯行を繰り返している可能性が高いとみられています。警察は現在、アチャラさんへの追加聴取を行い、犯人に関する情報の収集と法的手続きを進めています。タイではこのような詐欺や窃盗事件が多発しており、特に身体に障がいを持つ人々を狙った悪質な犯罪には注意が必要です。


