タイ北部ターク県メーソート郡で、炎天下に駐車されたピックアップトラックが突然炎上し、全焼した。この火災で、消火を試みた車両所有者の男性が全身にやけどを負い病院に搬送された。タイ地元メディアKhaosodによると、車内にあったペットボトルやモバイルバッテリーなどが原因とみられている。
【タイ・ターク県】炎天下の駐車場で車が炎上
2026年4月15日午後5時30分頃、タイ北部のターク県メーソート郡メーパ村にある国境通過事務所第2の貨物駐車場で、トヨタのピックアップトラックが炎上する事故が発生した。通報を受けたメーソート警察署のラン・ダオドゥン署長は、メーパ自治体とメーソート市から消防車2台を要請し、現場に急行した。
現場に到着すると、ブロンズゴールドのトヨタ製ピックアップトラック(登録番号:ターク県ブト-6256)が、唯一の駐車車両として炎に包まれていた。運転席から赤い煙が勢いよく噴き出し、瞬く間に車両全体に火が回った。当日は猛烈な炎天下で、強風も相まって黒煙が空高く舞い上がり、遠方からも確認できるほどだった。
住民と消防による懸命な消火活動
火災発生時、現場に居合わせた住民や通行人らが、手分けして水を探し、消火を試みたが、火勢が強すぎて効果はなかった。その後、要請された消防車2台が到着し、高圧放水で消火活動にあたった結果、約30分後に鎮火した。しかし、車両は完全に焼失し、見るも無残な鉄くずと化していた。
この火災で、車両所有者のジャックラポン氏(50歳)が消火活動中に全身にやけどを負った。メーパ自治体の救急隊員が現場で応急処置を施した後、メーソート病院に搬送された。幸い命に別状はなく、容態は安定しているという。
車内放置物が火災原因か?警察が調査
ジャックラポン氏によると、燃料切れのため、一日中炎天下の駐車場に車を停めていた。車内には大量の書類や私物が保管されており、窓は閉められ、しっかりと施錠されていたという。火災の知らせを受けて車に戻り、消火を試みたが失敗し、自身も負傷したと話している。
警察の初期捜査では、長時間の炎天下駐車が原因で、車内に放置されていた透明なペットボトル、モバイルバッテリー、そして大量の書類などが熱を蓄積し、爆発・発火した可能性が高いとみられている。タイでは連日厳しい暑さが続いており、車内に危険物を放置することの危険性を示す「事故」として、警察は引き続き詳細な原因究明を進めている。


