ベトナム中部ナムトゥアン省ファンラン市で、走行中のバイクに巨大な街路樹の枝が落下し、男性が重体となる衝撃的な事故が発生しました。この落下により電線にも接触し火災が発生、男性は重傷を負って病院に搬送されたと現地のVnExpressが報じています。
ナムトゥアン省で発生した倒木事故
事故は10月28日午前10時40分頃、ナムトゥアン省ファンラン市にあるニン・トゥアン・ホテル前で発生しました。樹齢の古いサイカチの木から、非常に大きな枝が突然折れて道路に落下。ちょうどその時、バイクで走行中だったドン・ハイ区在住のチャン・バン・タンさん(44歳)を直撃しました。落下した枝は電線にも接触し、一時的に火災も発生しました。
重体で救急搬送、バイクは大破
近隣住民の通報を受け、直ちに救助隊が現場に駆けつけました。落下した枝が巨大であったため、救助隊は5分以上かけて枝を切断し、タンさんを救出。タンさんは重傷を負っており、すぐに病院へ救急搬送されました。現場に到着した救助隊は、病院へ搬送する前にタンさんに応急処置を施しました。タンさんのバイクは枝の下敷きとなり、見るも無残なほどに大破していました。
交通規制と原因究明への動き
目撃者によると、事故発生時、21タン8通り(21 Thang 8通り)の交通量は比較的少なかったとのことです。このサイカチの木は高さ20m以上、樹冠も広く、根元は5人でも抱えきれないほどで、長年にわたりこの通りに立っていました。ファンラン市人民委員会の幹部は、事故後すぐに現場を封鎖し、落下した枝の撤去と交通整理を行ったことを明らかにしました。現在、事故の原因については詳細な調査が進められています。
気象とインフラ管理の課題
ナムトゥアン省では過去1週間にわたり雨が続いており、事故当日の朝になってようやく晴れ間が戻ったばかりでした。長期的な雨の影響で、老木が不安定になっていた可能性も指摘されています。ナムトゥアン総合病院の発表によると、タンさんは現在、意識不明の重体で、多発性外傷を負っており、気管挿管と人工呼吸器による治療を受けています。家族はより高度な治療を求めて、ホーチミン市への転院を申請しているとのことです。
ベトナムでは、気候変動の影響による異常気象が増加しており、特に地方都市でのインフラ管理は重要な課題となっています。今回の事故は、都市部の街路樹の安全管理や老朽化したインフラへの対策の必要性を改めて浮き彫りにしています。


