ホームタイバンコクに新パワースポット誕生!サトーン地区に巨大白玉翡翠の中国寺院がオープン

バンコクに新パワースポット誕生!サトーン地区に巨大白玉翡翠の中国寺院がオープン

出典:元記事

バンコクのサトーン地区に、国王陛下の72歳の誕生日を記念して「タイホンコン白玉翡翠廟」が新しくオープンしました。この廟は、1世紀以上にわたるタイ最古の華人慈善団体「ポー・テック・トゥン財団」によって建立され、5月25日に一般公開されました。Khaosod Englishが報じたところによると、5月20日には国王夫妻が落成式に臨席し、その名を授けられたとのことです。

バンコクに誕生した新たな華人文化の象徴

タイの首都バンコクの中心部、チャルンラート通りに位置するサトーン地区に、新たな中国系寺院「タイホンコン白玉翡翠廟」が誕生しました。この荘厳な廟は、現国王の72歳の誕生日を記念して建立され、5月25日に一般公開されて以来、多くの参拝客や観光客が訪れています。開所式には国王陛下と王妃陛下が臨席され、廟にその名を授けるという栄誉が与えられました。

この廟の管理・運営を担うのは、タイで最も歴史ある中国系慈善団体の一つであるポー・テック・トゥン財団です。そのルーツは1899年まで遡り、当時710人の華人居住者が資金を出し合い、身分、民族、宗教を問わず誰でも利用できる共同墓地を設立したことに始まります。以来、財団は慈善活動を通じてタイ社会に貢献し続けており、この新しい廟もその精神を体現しています。

圧巻の白玉翡翠像と壮麗な潮州建築

廟の中心には、慈悲深さで崇敬される宋代の中国僧、ルアン・プー・タイホン(タイホン上人)の巨大な白玉翡翠像が鎮座しています。この像は3つの白玉翡翠の塊から彫り出され、高さ5.10メートル、重さ51.50トンというタイ国内でも有数の規模を誇ります。その両脇には、地蔵菩薩と観音菩薩の白玉翡翠像がそれぞれ高さ3.365メートル、重さ16.50トンで配されており、訪れる人々を圧倒します。

建築様式は、タイと中国の建築家が共同で設計した南中国潮州様式が採用されています。赤く塗られた花崗岩の柱には見事な龍の彫刻が施され、屋根瓦は伝統的な潮州のカット磁器模様で装飾されています。壁面には35枚の彫刻と彩色が施された白玉翡翠のパネルが飾られ、仏教の人物像や道徳的な教えが描かれています。外壁沿いには11枚の花崗岩のレリーフがあり、ルアン・プー・タイホンの生涯が語られています。

タイの華人社会を支える慈善の精神

ルアン・プー・タイホンは、死者の埋葬、病人の治療、貧しい人々への食料提供など、生前の慈悲深い行いで知られています。彼の教えと精神は、ポー・テック・トゥン財団の活動の根幹をなしており、1世紀以上にわたる慈善活動の歴史を通じて、タイ社会、特に華人コミュニティの福祉を支えてきました。この廟は、そうした崇高な慈善の精神を現代に伝える重要な拠点となっています。

廟は毎日午前7時から午後6時まで開館しており、参拝客は線香や儀式用の紙、聖なる護符などを無料で受け取ることができます。これは、財団が長年続けてきた「困っている人々を助ける」という理念に基づいています。タイの華人社会では、このような善堂が宗教的な信仰だけでなく、社会的なセーフティネットとしても重要な役割を担っており、その存在は多民族国家タイの多様な文化を象徴しています。

観光スポットとしても注目!広大な敷地とアクセス

このタイホンコン白玉翡翠廟は、ポー・テック・トゥン財団の80周年記念庭園に隣接する4ライ(約6,400平方メートル)の敷地に建っており、地下駐車場、多目的ホール、庭園などを含む総床面積11,000平方メートル以上の広大な空間を有しています。バンコク中心部からアクセスしやすく、新たなパワースポットとして、またタイの華人文化に触れることができる観光スポットとして、今後人気を集めることが予想されます

タイの寺院巡りや文化体験に興味がある方にとって、この新しくオープンした廟は必見の場所となるでしょう。壮大な建築と歴史、そして深い慈善の精神に触れることで、バンコクの新たな魅力を発見できるはずです。

タイにおける華人社会の信仰と慈善活動は、その歴史において非常に重要な役割を果たしてきました。ポー・テック・トゥン財団のような「善堂」は、中国大陸からの移民が多かった時代に、同胞の困窮を救う互助組織として発展しました。彼らは単に宗教的な儀式を行うだけでなく、病人の治療、貧者への施し、死者の埋葬といった社会福祉活動を担い、政府の支援が十分ではなかった時代に、コミュニティの安定に大きく貢献したのです。今回のタイホンコン白玉翡翠廟の建立は、こうした慈善の精神が現代にも受け継がれていることを示すものであり、タイの多文化共生社会の象徴とも言えるでしょう。

在タイ日本人にとっても、この新しい廟は単なる観光地以上の意味を持つかもしれません。バンコクの喧騒の中にありながら、心を落ち着かせ、異文化の精神性に触れることができる貴重な場所となるでしょう。壮大な白玉翡翠像や精巧な潮州建築は一見の価値があり、タイの華人文化の深さを肌で感じることができます。ヤワラート(チャイナタウン)周辺とは異なる、サトーン地区という立地も、新しいバンコクの魅力を発見したい方には特におすすめです。

  • ヤワラート(チャイナタウン):バンコクの華人文化の中心地。多くの寺院や屋台、金行が軒を連ねる活気あるエリア。
  • ワット・トライミット(黄金仏寺院):ヤワラートに位置し、世界最大の純金製仏像を安置する寺院。
  • ワット・マンコン・カマラワート(龍蓮寺):バンコク最古の中国寺院の一つで、旧正月には特に多くの参拝客で賑わう。
AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
タイ・ベトナム・インドネシアの最新ビジネスニュースを日本語で毎日配信。現地メディアの一次情報をもとに、日系企業・駐在員の意思決定に役立つニュースを厳選してお届けします。
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