ホームタイ【バンコク】列車とバス衝突事故、養母が語る行方不明の娘への切なる願い

【バンコク】列車とバス衝突事故、養母が語る行方不明の娘への切なる願い

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タイ・バンコクで貨物列車と路線バスが衝突する痛ましい事故が発生し、行方不明となった25歳の養女を探す養母の悲痛な思いが報じられました。事故当日、娘のスマートウォッチから何度も通知が届き、異変を察知した養母は遠方のウボンラチャタニ県からバンコクへ駆けつけました。タイの地元メディアKhaosodが報じています。

バンコク列車とバス衝突事故、行方不明の娘を捜索

2026年5月17日、バンコクのマッカサン地区、アソーク-ディンデーン通りにある鉄道踏切で、貨物列車と路線バス206便(バンナー-バーンケーン線)が衝突する大事故が発生しました。この事故で、現在も連絡が取れていない25歳の「ローズ」さんの養母であるウィパーダー・ジャンタムさん(59歳)は、娘の安否を案じ、捜索活動に奔走しています。

スマートウォッチが告げた異変

ウィパーダーさんが涙ながらに語ったところによると、事故が発生した5月16日、ウボンラチャタニ県の自宅にいた彼女の元に、娘のスマートウォッチからひっきりなしに警告が届き続けました。その時、ウィパーダーさんは「心が穏やかではなかった」と振り返ります。何度も娘に電話をかけましたが繋がらず、最終的に救助隊が電話に出ました。

救助隊からの連絡と絶望

救助隊はウィパーダーさんに「電話の持ち主とはどのような関係か」と尋ね、彼女が「母親です」と答えると、「娘さんは事故に遭いました」と告げました。ウィパーダーさんは必死に事故の詳細を尋ねましたが、救助隊は「3体の遺体のうち、小柄で痩せた人物がおり、それは娘さんの体型に似ている」と伝えました。この言葉に、ウィパーダーさんは深い絶望を感じながらも、奇跡が起こることを切に願っています。

娘への深い愛情と夢

ウィパーダーさんは、ローズさんを幼い頃から育ててきたため、「この子を愛さずにはいられない」と語ります。3年前に養父を亡くしたばかりで、さらに娘まで失うかもしれないという現実に、彼女は「どうか真実であってほしくない。奇跡が起きてほしい」と手を合わせて祈りました。ローズさんには「たくさんお金を貯めて、実家に戻って母親の面倒を見たい」という夢があり、最近も実家に帰省したばかりでした。カセサート大学を次席で卒業し、すぐに就職が決まるほどの優秀な娘だったとウィパーダーさんは誇らしげに語ります。

タイの交通安全への警鐘

ウィパーダーさんは、娘がバンコクで働くようになってから、常に移動中の安全を心配していたといいます。今回の事故について、彼女は「この出来事はあまりにも残酷だ。動画を見て何もできない。ただただ震えるばかりだ」と述べ、「不注意が引き起こした現実だ。政府には、二度とこのような悲劇が起こらないよう、今回のケースを最後の事故にしてほしい」とタイの交通安全対策の改善を強く訴えました。踏切での事故はタイ国内でも頻繁に発生しており、注意喚起が求められます。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
タイ・ベトナム・インドネシアの最新ビジネスニュースを日本語で毎日配信。現地メディアの一次情報をもとに、日系企業・駐在員の意思決定に役立つニュースを厳選してお届けします。
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