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ウドンターニー国際園芸博覧会2026、準備7割完了で東北観光ハブへ

※画像はイメージです(AI生成)

タイ東北部のウドンターニー県で2026年に開催される「ウドンターニー国際園芸博覧会(Udon Thani International Horticultural Expo 2026)」の準備が、現在70%近くまで完了しました。この大規模なイベントは、同県を東北タイの新たな観光ハブへと押し上げ、約3.6百万人の来場者と約1,600億円(32,000百万バーツ)の経済効果を目指しています。The Thaigerが報じたところによると、国際園芸博覧会協会(AIPH)も準備の進捗に満足を示しています。

ウドンターニー国際園芸博覧会2026、準備が7割完了

ウドンターニー県ムアン郡クットサラ地区のノーンデー湿地帯を会場とする「ウドンターニー国際園芸博覧会2026」は、2026年11月1日から2027年3月14日まで開催される予定です。農業技術局のラピーパット・チャントラシーウォン局長率いるタイ代表団は、オーストラリアのシドニーで開催されたAIPH会議で準備状況を報告し、ホスト国としての万全の体制を強調しました。会場の建設と開発はほぼ70%が完了しており、インフラ整備、湿地帯の改修、景観デザインなどが順調に進められています。

国際的な参加も続々決定、AIPH会長も満足

国際園芸博覧会協会(AIPH)のレオナルド・カピターニオ会長は、タイの進捗と準備状況に満足の意を表明し、計画通りに進行していることを評価しました。すでにアメリカ、トルコ、ブータン、ネパールを含む多くの国や団体が国際庭園の出展を表明しており、現在までに15の国・団体が正式な参加契約の締結準備を進めています。これは、博覧会が国際的な注目を集めている証拠であり、多様な文化と園芸技術の交流の場となることが期待されます。

地元商工会議所が語る経済効果とインフラ整備の進捗

ウドンターニー県商工会議所のカンポン・スラワンウィチット会頭は、博覧会の開催が県経済に与える影響について言及し、年間約550万人の観光客を呼び込み、ウドンターニーが東北タイの主要な観光ハブの一つになると予測しています。主要なインフラ整備も着実に進んでおり、高圧電線の移設(約1億円)、電線の地中化(約1億7,500万円)、交通信号付き交差点の整備(約1億2,400万円)、そして会場直結の仮設駅設置(約8,000万円)など、交通アクセスと安全性が大幅に向上する見込みです。これらの主要インフラは、博覧会開始の1〜2ヶ月前には稼働可能となる予定です。

見どころ満載の会場と期待される観光振興

博覧会会場内には、国際庭園、温室、記念館、展示館、蘭温室、木陰の家、砂漠植物の家など、様々な魅力的な展示ゾーンが設けられます。また、屋外展示広場や水上植物栽培イノベーションなど、水辺のインフラを活用したユニークな展示も楽しめます。カンポン会頭は、この博覧会が2026年末から2027年初頭にかけてのウドンターニーを主要な観光地へと変貌させると確信しており、特に2026年は過去数年間で最も観光業が拡大する年になるだろうと締めくくりました。

今回のウドンターニー国際園芸博覧会は、単なるイベントに留まらず、タイの地方都市が抱える経済的格差の解消と持続可能な観光開発に向けた重要な一歩と見ることができます。タイ政府は近年、主要観光地への観光客集中に伴う課題を認識し、地方への観光客誘致に力を入れています。特に東北部イサーン地方は、タイの中で最も貧しい地域の一つとされてきましたが、このような国際イベントを契機にインフラ整備や観光産業が活性化することで、地域経済全体の底上げが期待されます。グリーンツーリズムへの転換や気候変動対策といった持続可能性への配慮も、今後のタイ観光の競争力向上に不可欠な要素です。

在タイ日本人にとっても、この博覧会は新たなタイの魅力を発見する絶好の機会となるでしょう。ウドンターニーはこれまで観光地としての知名度は高くありませんでしたが、このイベントを機に、地方都市ならではの豊かな自然や文化、そして温かい人々に触れることができます。バンコクやプーケットといった定番の観光地だけでなく、地方都市を訪れることで、より深くタイの社会や文化を理解し、現地の経済に貢献する「責任ある観光」を実践することも可能です。博覧会の成功は、今後のタイの地方観光のモデルケースとなり、他の地方都市への波及効果も期待されます。

  • ウドンターニー国際園芸博覧会2026: 2026年11月1日〜2027年3月14日、ウドンターニー県ムアン郡クットサラ地区ノーンデー湿地帯
  • タレーブアデーン(紅い睡蓮の湖): ウドンターニー市内から車で約45分、乾季(11月〜2月頃)早朝が見頃
  • プーコン国立公園: ウドンターニー市内から車で約1時間半、滝や洞窟、自然散策が楽しめる
AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
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