タイ中部アユタヤ県で、薬物中毒の男がビッグバイクで転倒後に銃を乱射し、女性1人が死亡、男性1人が負傷、車両7台が破損する衝撃的な事件が発生しました。2026年4月26日、ラットブアールアン郡で発生したこの事件では、容疑者から覚醒剤(ヤーバー)3錠が発見されており、Khaosodが報じました。
アユタヤで発生した銃乱射事件の概要
2026年4月26日、アユタヤ県ラットブアールアン郡のプラヤーバンルー運河沿いの道路で、男が銃を乱射しているとの通報がラットブアールアン警察署に寄せられました。R.T.O.ウィーロット・セーチャン副捜査官らが現場に急行し、負傷者の救助と容疑者の確保にあたりました。
事件の詳細と被害状況
現場では、ホンダの白い乗用車が運転席側のドアに被弾しており、運転していたナーイ・パパットサラさん(44歳、女性)が重傷を負い、ラットブアールアン病院へ搬送されましたが、その後死亡が確認されました。また、ナイ・ワンロップさん(60歳、男性)も腕を撃たれて負傷しました。この無差別発砲により、トラック4台、乗用車2台、ピックアップトラック1台の計7台の車両が損傷を受けました。
容疑者の逮捕と薬物所持
警察は迅速な対応で容疑者を確保し、ナイ・サラウット容疑者(35歳、パトゥムターニー県出身)であることが判明しました。現場にはカワサキの黒いニンジャのビッグバイクと、覚醒剤「ヤーバー」3錠が発見されました。容疑者は負傷していたため、当初は供述が困難でしたが、過去に薬物関連の犯罪で有罪判決を受けていたことが確認されています。容疑者は現在、治療と薬物検査のため病院に搬送されています。
目撃者たちの証言
トラック運転手のナイ・ウタイさん(46歳)は、現場で容疑者が高速で左側から追い越した後、バランスを崩して転倒するのを目撃しました。その後、容疑者は立ち上がり、自身のトラックに向かって何度も発砲し、弾丸がフロント部分に約5発命中したと証言。身の危険を感じたナイ・ウタイさんは、他のドライバーにも避難を呼びかけながら必死に逃げたとのことです。
別のトラック運転手であるナイ・プーワナイさん(39歳)も、容疑者が道路の真ん中に立ち、自分のトラックに銃を向けて発砲するのを目撃しました。弾丸はフロントガラスに当たり、すぐに車を走らせて逃げたといいます。また、現場近くの店主であるナイ・セーリさん(40歳)は、10発以上の銃声が連続して聞こえ、トラック運転手が店に逃げ込んできたため、巻き添えを恐れて急いでドアを閉めたと語りました。
今後の捜査
警察は現在、科学捜査班と連携し、事件現場の詳しい調査を進めています。証拠収集と銃弾の軌道分析を行い、容疑者の供述を待って、法に基づいた厳正な処分を下す方針です。この事件は、タイにおける薬物乱用が引き起こす社会問題と、それに伴う治安への影響を改めて浮き彫りにしています。


