タイ東北部ブリーラム県で、僧侶になってわずか10日で還俗した男が、直後にヤーバー(覚醒剤)を摂取したとして逮捕されました。薬物への強い渇望が原因で還俗に至ったと供述しており、地元メディアKhaosodが報じました。
還俗と薬物使用の経緯
逮捕されたパイユー容疑者(24)は、警察の取り調べに対し、わずか10日間の僧侶生活の後に還俗したことを認めました。その理由として、ヤーバー(覚醒剤)への強い渇望を挙げ、「僧侶の身分では薬物が摂取できないため、耐えられなかった」と供述しています。還俗後、パイユー容疑者はまず恋人に会うことを考えたものの、薬物への衝動が上回り、村の人物からヤーバーを10錠購入し、そのうち4〜5錠を摂取した直後に逮捕されました。
広域薬物捜査の展開
今回の逮捕は、ブリーラム県警が展開する広域薬物捜査の一環でした。ブリーラム市警察署のスワット・ナムモンコン副署長率いる捜査チームは、まずフィルム容疑者(19)を逮捕し、ヤーバー8,222錠を押収しました。フィルム容疑者は、ラオスに潜伏する売人から指示を受け、ヤーバーを回収して顧客に渡す役割を担っていたとされます。彼の協力により、警察は薬物ネットワークの拡大捜査を進め、バンダン郡でサック容疑者(18)とパイユー容疑者(24)を逮捕し、ヤーバー4,000錠を押収しました。
タイの薬物問題と仏教
タイでは、ヤーバー(覚醒剤)乱用が深刻な社会問題となっており、特に若年層への浸透が懸念されています。僧侶が薬物に関与する事件も過去に報告されており、仏教の戒律を破る行為として社会的な注目を集めることがあります。今回の事件も、薬物依存の根深さと、それが個人の生活や信仰に与える深刻な影響を浮き彫りにしています。


