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【ベトナム・ラオカイ】ドゥックザン化学会長父子、職務解任へ 逮捕受け

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ベトナムの大手化学メーカー、ドゥックザン化学グループは、ダオ・フー・フエン会長とその息子であるダオ・フー・ズイ・アイン副会長の職務解任動議を発表しました。この動きは、両名が汚職・腐敗に関連する捜査で逮捕・一時拘留されたことを受けたもので、5月8日に開催される年次株主総会で審議される予定です。VnExpressが報じたところによると、同社は財務報告の遅延により、株価の取引制限も受けています。

会長父子の職務解任動議

ドゥックザン化学グループは、ダオ・フー・フエン会長とダオ・フー・ズイ・アイン副会長の職務解任を提案しています。両名の解任が承認された場合、取締役会はルウ・バック・ダット総支配人とグエン・ティ・トゥ・ハ氏の2名のみとなります。取締役会メンバーの数を確保するため、同社は2024年から2029年の任期に残る期間について、新たに3名の取締役を選出する予定ですが、現時点では候補者は公表されていません。

逮捕とベトナムの反腐敗運動

これに先立ち、3月17日、公安省捜査警察庁は、ドゥックザン化学グループのダオ・フー・フエン会長とその息子、ダオ・フー・ズイ・アイン副会長兼元総支配人を逮捕し、一時拘留しました。この逮捕は、ベトナム政府が近年強化している汚職・腐敗対策の一環と見られており、国有企業や民間企業におけるガバナンス強化が求められる背景があります。

ドゥックザン化学グループの概要

ドゥックザン化学グループは1963年に設立され、かつては化学総局の一部でした。2003年に民営化され、リン酸、黄リン、肥料などの製造を主要な事業としています。同社はラオカイ省タンローン工業団地に拠点を置いています。

財務報告の遅延と株価への影響

同社が独自に作成した報告書によると、2025年の純売上高は前年比14%増の約11兆2660億ドン(約676億円)、税引き後利益は約3%増の約3兆1880億ドン(約191億円)で、年間計画を上回る見込みです。しかし、同社は監査済みの2025年財務報告書を、規制で定められた期限から19日遅れてもまだ公表していません。このため、ホーチミン証券取引所(HoSE)は4月23日より、同社株(DGC)を警戒銘柄に指定し、信用取引の対象から除外しました

会社側の説明と今後の対応

ドゥックザン化学グループは、監査済み財務報告書の提出遅延は不可抗力によるものだと説明しています。同社は国家証券委員会とHoSEに書面で説明を提出し、3月30日の期限以降の提出期限延長を要請しました。同社は、監査法人と協力して報告書を完成させ、条件が整い次第速やかに情報を開示することを約束しています

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
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