タイ東北部ブリーラム県で、孫が覚せい剤購入費を求めて祖母2人を暴行し重傷を負わせる事件が発生しました。この事件は4月15日に発覚し、警察は31歳の孫を殺人未遂容疑で逮捕。現地メディアのカオソッドが報じました。
覚せい剤購入費を要求し祖母2人を暴行
事件はブリーラム県ラムプラーイマート郡の民家で発生しました。被害に遭ったのは、寝たきりの祖母ナン・ロットさん(81歳)と、身体障がいのある祖母ナン・チャレームさん(87歳)です。孫のナーイ・ランサン容疑者(通称ジャック、31歳)は、覚せい剤の購入費用を要求しましたが、祖母たちに断られたことに激怒。ナン・チャレームさんは鉈で頭を斬られ重傷を負い、ナン・ロットさんも硬い物で体を殴られました。二人ともすぐに病院へ搬送され治療を受けています。
近隣住民が証言「普段から金銭トラブル」
近隣住民の男性(50歳、仮名エー)は、容疑者と祖母たちが一緒に暮らしており、容疑者が祖母たちの高齢者年金や障がい者手当を管理していたと証言しました。しかし、容疑者は覚せい剤を常習的に使用しており、金が尽きると祖母たちに近所から借金をするよう強要し、日常的に口論が絶えなかったといいます。タイでは薬物問題が社会的な課題となっており、このような家庭内での金銭トラブルが犯罪に発展するケースも少なくありません。
容疑者はストレスを主張、過去にも同様の事件
逮捕後、ナーイ・ランサン容疑者は、祖母の介護で金銭的に困窮していたことや、自身の母親が祖母の世話をしないことに不満があり、ストレスが溜まって犯行に及んだと供述し、現在は反省していると述べました。しかし、警察の調べによると、容疑者には過去にも家族への暴行や放火で複数回逮捕歴があることが判明。度重なる犯罪行為から、地域住民はタイの治安維持に対する懸念を強めています。ラムプラーイマート警察署は、容疑者を殺人未遂容疑で起訴し、厳正に法的手続きを進める方針です。


