ベトナム中部ハイヴァン山で、ホーチミン発ハノイ行きの列車から離れ行方不明になっていた女性が2日後に無事発見された。産後うつを患っていたこの女性は、地元警察や鉄道職員、国境警備隊による大規模な捜索活動の結果、保護されたとVnExpressが伝えている。
列車停車中に姿を消した女性
この出来事は5月6日昼に発生した。サイゴン(ホーチミン)発ハノイ行きのSE10列車が、チャンマイ・ランコー社(Chan May – Lang Co)地域のハイヴァン北駅で停車中、乗客のテウ(Theu)さんが突然列車を降り、ハイヴァン山周辺で行方不明となった。家族がテウさんの不在に気づいたのは、列車がランコー駅に近づいた時で、直ちに列車員に報告した。親族によると、テウさんは産後うつ病を患っており、精神的に不安定な状態だったという。
大規模な捜索活動と一時中断
報告を受けた列車員は関係当局に通報し、テウさんの親族をハイヴァン北駅へ戻すために乗務員を派遣した。鉄道職員、警察、国境警備隊が連携し、ハイヴァン山周辺地域で大規模な捜索活動を開始した。捜索隊は、うっそうとした茂みや険しい岩の隙間など、広範囲にわたってテウさんの行方を追ったものの、若い母親の痕跡は見つからなかった。家族は故郷への旅を続けるため、やむなく一時的に捜索を中断せざるを得ない状況に陥った。
ドローンも活用し無事発見
翌5月7日朝、状況は一変した。線路を巡回していた職員が、ハイヴァン北駅付近で見慣れない女性の姿を発見した。これを受け、駅は直ちに人員を動員し、ドローン(フライカム)も活用して、険しい山岳地帯の隅々まで徹底的な捜索を行った。同日午後、テウさんは空腹と疲労困憊の状態で無事発見された。彼女はハイヴァン北駅に運ばれ、駅員による温かい食事と手厚いケアを受けた後、5月8日にチャンマイ・ランコー社警察に引き渡され、親族と共にホアビンへと向かった。


