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【ベトナム・クイニョン】ビーチに戦車の残骸、引き揚げへ

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ベトナム中部ビンディン省のクイニョンビーチで、潮が引いた際に戦車の残骸が発見され、当局が引き揚げを計画している。これはランニング中の市民が発見したもので、砲塔を失い錆びた状態で見つかった。VnExpressが報じたところによると、その費用は2億~3億ドン(約120万~180万円)に上る見込みだという。

クイニョンビーチに突如現れた戦車の残骸

2024年4月22日、ベトナム中部ビンディン省のクイニョンビーチで、潮が引いた際に戦車の残骸が姿を現した。ギアライ省軍事司令部のグエン・スアン・ソン大佐が明らかにしたところによると、この物体は砲塔を失い、ひどく錆びて腐食し、海藻に覆われた状態だったという。岸から数十メートル沖合に位置しており、5日前にスアン・ジエウ通り沿いをランニングしていた31歳のルオン・クオック・クオンさんが発見した。

発見から当局の対応まで

ルオン・クオック・クオンさんの通報を受け、関係当局は直ちに調査を開始。その結果、物体が戦車の残骸であることが確認された。グエン・スアン・ソン大佐は、現在のところ、クイニョンビーチのスアン・ジエウ通り始点付近で、住民や観光客の安全を確保するため、警告標識を設置したことを強調した。ギアライ省軍事司令部は、今後、戦車の位置特定と保護区域の設定を主導する予定だ。また、引き揚げ作業に着手する前に、爆発物の有無を徹底的に検査し、処理する方針を示している。

引き揚げ計画と過去の事例

戦車の引き揚げ作業の実施時期は、潮汐に大きく左右されるため、まだ確定していない。この作業には、およそ2億~3億ドン(約120万~180万円)の費用が見込まれている。この地域では過去にも同様の事例がある。2007年には、ビンディン省の当局が、今回の発見場所に近い海域からM41戦車1両と砲身2基を引き揚げたことがある。

ベトナム戦争の遺物か

2007年に引き揚げられた車両は、南ベトナム軍第22師団の装甲部隊に属していたものと特定された。これらの兵器は、1975年3月31日にクイニョン軍港からの撤退中に破壊されたとされている。今回発見された戦車も、ベトナム戦争時の遺物である可能性が極めて高い。当時の部品の一部は、損傷が激しく、展示できる状態ではなかったという。歴史的な背景を持つこれらの発見は、ベトナム戦争の記憶を今に伝える貴重な手がかりとなっている。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
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