タイの著名受刑者シアペーン・ナーノードが、服役中のバンコク・バンクワン刑務所内で不当な扱いを受けていると告発しました。彼は看守が他の受刑者に携帯電話やコンピューターの使用を許可していると主張し、自身の裁判手続きにも嫌がらせがあると訴える音声クリップを公開しました。この告発は、タイの主要メディアであるKhaosodによって報じられ、関係当局による調査が求められています。
強盗犯シアペーン・ナーノードの経緯
シアペーン・ナーノードことチャワリット・トーンドゥアンは、強盗事件で有罪判決を受けた著名な受刑者です。彼は2023年10月22日深夜、ナコーンシータンマラート県のマハラート・ナコーンシータンマラート病院から脱走し、大規模な捜索の末、インドネシアで逮捕されました。その後タイに送還され、現在はバンコクにあるバンクワン刑務所に収容されており、20年16ヶ月の刑期を務めています。
裁判手続きにおける不当な扱いを告発
シアペーンは今回、刑務所外に送った音声クリップを通じて、複数の不当な扱いを受けていると訴えました。彼は、自身の裁判手続きが妨害され、上訴の権利を奪われたと主張。特に、バンクワン刑務所の職員から頻繁な嫌がらせを受けているとし、別の刑務所への移送を強く希望しています。彼はプッタールン県の記者に対し、多くの受刑者が同様の不当な扱いを受けていると訴え、監察官によるバンクワン刑務所職員の調査を要求しました。
看守による携帯電話・コンピューター使用許可の疑惑
さらにシアペーンは、刑務所内での看守による不正行為を具体的に告発しました。彼は、看守が受刑者に携帯電話やコンピューターの使用を許可していると主張しており、これは司法省の規定(第72条第6項)に明確に違反する行為です。特に第10区と第1区の看守が、これらのデバイスを海外からの麻薬事件に関する連絡に使用させていると具体的に指摘しました。シアペーンは、これらの不正行為について複数の機関に書面で苦情を申し立てており、受刑者の権利が侵害されている現状の是正を求めています。


