ホームタイ【バンコク】中国人男性のタイ国籍問題、PACCが不正を調査

【バンコク】中国人男性のタイ国籍問題、PACCが不正を調査

※画像はイメージです(AI生成)

バンコクのバーンケーン区で、中国人男性のタイ国籍取得を巡る問題が浮上し、政府汚職防止鎮圧委員会(PACC)と行政局が調査を開始しました。ソーシャルメディアで公開された国民IDカードに疑義が呈され、当局は国籍取得の合法性を祖父の代まで遡って検証しています。Khaosodの報道によると、現時点では不正行為は確認されていないものの、調査は継続される見込みです。

バンコクで中国人男性のタイ国籍問題が浮上

タイのソーシャルメディア上で、チェンチャオ・ウーという中国人男性の国民IDカードの画像が拡散し、その国籍取得の合法性について疑問が呈されました。IDカードにはバンコクのバーンケーン区の住所が記載されており、チョンブリ県で発覚した武器庫事件との関連性も取り沙汰されました。この事態を受け、PACCと行政局は、この男性がどのようにしてタイの身分証明書を取得したのか、その経緯を徹底的に調査する方針を固めました。

国籍取得の経緯と当局の調査

PACCのプーミウィサーン・カセムスック事務局長らは、2026年5月11日午前11時40分にバーンケーン区役所を訪れ、チェンチャオ・ウー氏のIDカード取得に関する事実確認を行いました。バーンケーン区長のティエンチャイ・ウォンスワン氏は、2008年当時の書類を提出し、チェンチャオ・ウー氏が父親を通じてタイ国籍を取得したと説明しました。当時の担当者は既に退職しており、詳細な手続きの確認は困難であるとしながらも、書類上は父親がタイ国籍を保持していたことが示されています。

行政局による広範な調査と不正防止

行政局の担当者は、タイ国籍の取得は複数の法律に基づいており、個別のケースで慎重に審査されると説明しました。特に、チェンチャオ・ウー氏のケースでは、父親や祖父母の代まで遡って国籍取得の合法性を確認する必要があるとしています。もし不正が判明した場合、国籍が遡って剥奪される可能性もあるとのことです。行政局は、偽装結婚や偽装出生登録による国籍取得を防ぐため、外国人、特に中国人女性と結婚したタイ人男性に関する数千件の情報を全国的に調査しています。これは国家の安全保障に関わる重要な問題として、厳しく対処する姿勢を示しています。

PACCの継続調査と公務員の不正への警告

PACCのスープアップ・シリ政府汚職捜査局1局長は、現時点ではチェンチャオ・ウー氏の国籍取得に関して不正行為は確認されていないと述べました。しかし、調査は継続されており、IDカードが合法的に取得されたものかどうかの最終的な判断はまだ下されていません。PACCは、もし公務員やその他の個人が不正な国籍取得に関与していた場合、厳しく対処することを明言しており、透明性と国民の信頼を確保するために徹底した調査を行う方針です。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
タイ・ベトナム・インドネシアの最新ビジネスニュースを日本語で毎日配信。現地メディアの一次情報をもとに、日系企業・駐在員の意思決定に役立つニュースを厳選してお届けします。
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