ベトナム北部ハイフォン市で、工事作業中に路上に張られた送電線にバイクが接触し、若い男性が死亡する痛ましい事故が発生しました。建設現場における安全管理のずさんさが浮き彫りになっています。現地メディアVnExpressが報じました。
この記事の要約
- ハイフォン市の工業団地で、工事中の送電線にバイクが接触し、男性が死亡。
- 工事現場では警告標識や防護柵が設置されておらず、安全対策が不十分だった。
- 現地の警察当局は、事故の詳細について現在調査を進めている。
事故の発生状況
この事故は、ハイフォン市アンフォン区にあるアンズオン工業団地の内部道路で、午後2時10分頃に発生しました。男性はバイクで団地内の居住区から道路へ移動中、作業員らがショベルカーで送電ケーブルを道路を横断するように引き出している最中でした。
工事現場では、交通規制のためのポールや警告用のロープが一切設置されていませんでした。このため、男性は道路を遮る送電線があることに気づかず、速度を上げて通行しようとした際にケーブルに引っかかり、バイクから投げ出されて路上に転倒。その場で死亡が確認されました。
監視カメラが捉えた状況
現場の監視カメラの映像によると、ショベルカーがケーブルを引き出している最中、2人の作業員が近くにいましたが、彼らは車両後方の調整にのみ気を取られていたとされています。道路を横断する形で張られたケーブルの側には、誰も監視に立っていませんでした。
ハイフォン市警察は、関連部署と協力し、今回の事故の詳細な調査を進めています。このような労働安全衛生に関わる事故の再発防止に向けた取り組みが求められます。
AsiaPicks View
ベトナムでは急速な経済発展に伴い、インフラ整備や建設工事が各地で活発に行われています。特にハノイやホーチミンといった大都市圏だけでなく、ハイフォン市のような主要港湾都市でも大規模な開発が進んでおり、工事現場を日常的に見かけます。こうした現場では、残念ながら安全管理が行き届いていないケースが散見されるのも事実です。しかし、過度に心配する必要はありません。観光客がよく訪れる旧市街やカフェ街などでは、基本的に整備された環境が保たれています。
念のためこれだけ注意しましょう。まず、工事現場や未舗装の道路を走行する際は、常に周囲に注意を払い、特に夜間は視認性が悪くなるため速度を落としてください。次に、バイクや自転車を運転する際は、必ずヘルメットを着用し、交通ルールを守りましょう。最後に、不測の事態に備え、旅行保険への加入を検討することをお勧めします。
- 緊急通報(警察・消防・救急):113
- 在ベトナム日本国大使館(ハノイ):024-3846-3000


