タイの観光都市パタヤで、偽宝くじ詐欺に関与した韓国人9名が逮捕されました。入国管理局(IB)とタイ・韓国警察連絡官による合同捜査で、バンラムン地区のコンドミニアムを拠点とする国際的な詐欺組織が摘発されたとThe Thaigerが報じています。
パタヤで韓国人詐欺グループを摘発
タイ東部の人気観光地パタヤにおいて、入国管理局(IB)は大規模なコールセンター詐欺を解体し、偽宝くじスキームを通じて被害者を騙していたとされる韓国人9名を逮捕しました。この逮捕は、タイ・韓国警察連絡官との共同捜査の結果であり、長期間にわたる情報収集と追跡が行われました。
捜査官らは、容疑者グループがチョンブリー県バンラムン地区の複数のコンドミニアムを拠点として活動していることを突き止め、パタヤ地方裁判所から捜索令状を取得して踏み込み捜査を実施しました。この組織は、巧妙な手口で多くの人々に金銭的被害を与えていたとみられています。
押収された証拠品と巧妙な手口
捜査当局は現場で、携帯電話62台、ノートパソコン8台、iPad6台、現金48万バーツ(約240万円)といった大量の証拠品を押収しました。さらに、詐欺に用いられた韓国語のスクリプトや、数百人もの潜在的なターゲットがリストアップされたExcelファイルも見つかり、組織的な犯行の実態が明らかになりました。
警察によると、容疑者らは宝くじ会社の職員を装い、被害者に対して「以前購入した宝くじの払い戻しや補償を受ける権利がある」と持ちかけていました。これにより、被害者は偽の情報を信じ込み、金銭をだまし取られていたとのことです。このような手口は、特に高齢者や情報弱者を狙ったものが多いとされています。
国際的な詐欺組織への注意喚起
近年、タイでは「闇バイト」など社会的な貧困を背景に、一般人が犯罪組織に関わるケースが増加しており、国際的な詐欺グループの活動も活発化しています。今回のパタヤでの摘発は、国際的な警察協力が詐欺組織の撲滅に不可欠であることを示しています。
タイに滞在する日本人旅行者や在住者も、見知らぬ番号からの電話や不審なメッセージには十分注意し、不審な勧誘には応じないよう警戒が必要です。特に、金銭の要求や個人情報の提供を求めるケースは詐欺の可能性が高いため、安易に応じず、速やかに警察や関連機関に相談することが推奨されます。


