タイ・ノンタブリ県とローイエット県で、未認証の違法計量器が合計6,656台も大量に押収されました。内務省商業局(DIT)と消費者保護警察(CPPD)が連携し、オンラインプラットフォームを通じて販売されていたこれらの計量器を摘発しました。Khaosodの報道によると、今回の摘発は消費者保護と公正な商取引の確保を目的としています。
ノンタブリ県とローイエット県で大規模摘発
タイの内務省商業局(DIT)は、2026年4月29日にノンタブリ県サイノーイ郡ラートニヨム地区の倉庫で、さらに4月30日にはローイエット県ジャトゥラパックピマーン郡ドンデーン地区の倉庫で、未認証の計量器を大量に押収しました。
ノンタブリ県ではバネ式およびデジタル式計量器4,471台が、ローイエット県ではデジタル計量器2,185台がそれぞれ発見されました。これらの計量器は、必要な検査と認証を受けていないにもかかわらず、オンラインプラットフォームを通じて販売されており、両販売業者は計量器販売の許可証を所持していませんでした。
不正計量器がもたらす深刻な影響
DITのヤニー・シーマニー副局長は、未認証の計量器は取引に使用すべきではないと警告しています。これらの計量器は計量誤差を生じさせ、買い手と売り手の双方にとって不公平な取引を引き起こす可能性があります。特にオンライン取引、流通センター、小売店、市場などの現代の商業システムにおいて、その信頼性を著しく損なうことになります。
不正な計量器の使用は、商品量の紛争、コストの損失、不正確な価格計算につながり、サプライチェーン全体の不信感や商取引の雰囲気を悪化させる要因となります。タイ国家計量標準機関(NIMT)も製品安全技術の向上と消費者保護を重視しており、今回の摘発はこれらの取り組みと連携しています。
違法行為に対する厳しい罰則
DITは、事業者が当局の認証を受けた計量器のみを販売・使用するよう推奨しています。無許可での販売や未認証計量器の使用は、消費者を欺く行為とみなされ、法による罰則の対象となります。
具体的には、計量器販売事業の許可証なしに販売した場合は、最長1年の懲役または最高40,000バーツ(約20万円)の罰金、あるいはその両方が科されます。また、未認証の計量器を販売した場合は、最長6ヶ月の懲役または最高20,000バーツ(約10万円)の罰金、あるいはその両方が科される可能性があります。
認証済み計量器の見分け方と重要性
合法的なデジタル計量器には、当局職員による認証マーク(シール)が貼られており、検査を通過したことを示しています。さらに、透明性確保のため、情報源や認証状況を確認できるQRコードステッカーも貼付されています。市場や事業所で使われる計量器は、毎年精度検査を受け、検査済みのステッカーが貼られることが義務付けられています。
DITは、信頼できる計量器の使用が消費者保護と公正な市場形成に不可欠であると強調しています。
違反通報と今後の取り組み
計量器事業者は、全国の計量標準中央事務所または各県の支所で、輸入および計量器販売事業の許可証を申請することができます。申請書はDITのウェブサイト(www.dit.go.th)からダウンロード可能です。
DITは、市場、百貨店、流通センター、そしてオンラインチャネルにおいて、引き続き厳格な計量器検査を実施し、公正な商取引の維持と消費者の安全確保のため、今後も取り締まりを強化していく方針です。不正な計量器の使用や基準を満たさない計量器を発見した場合は、DITホットライン1569または全国の計量標準事務所に通報するよう呼びかけています。


