タイの観光地コ・パンガン島で、違法に運営されていた学校が摘発され、89人のイスラエル人児童が保護されました。この施設は保育センターとして認可されていたにもかかわらず、実際には2歳から12歳までの多数の子供たちを預かっており、イラン人およびタイ人の運営者が逮捕・起訴されました。バンコクポストが報じたところによると、当局は外国人による不法なビジネス活動への取り締まりを強化しています。
コ・パンガン島で違法学校を摘発
タイ南部スラートターニー県の人気観光地コ・パンガン島で、タイ人とイラン人が違法に運営していた学校「アーキ・キッド・スクール」が当局により摘発されました。現地時間金曜日の午後12時30分に実施されたこの捜査で、2歳から12歳までのイスラエル人の子供89人が発見されました。
内部治安作戦司令部(ISOC)によると、この施設は本来、2歳から5歳までの子供18人を対象とした保育センターとして認可されていました。しかし、実際には年齢層をはるかに超える多数の子供たちを預かっており、40人のミャンマー人労働者と12人の他国籍の従業員が働いていました。
運営者と従業員の逮捕・起訴
当局は、イラン人夫婦のアイディン・キシプール容疑者(45歳)とヌディン・キシプール容疑者(45歳)、そしてタイ人女性のプラトゥムティップ・ユーイン容疑者(61歳)を逮捕しました。彼らは違法な私立学校運営、不法就労、外国人雇用報告の不履行、児童保護法規の違反などの容疑で起訴されました。
アーキ・キッド・スクールのウェブサイトによると、授業料は1学期あたり64,000バーツ(約320,000円)とされていますが、カリキュラムが公的に認定されているかについては曖昧な説明がされています。「外部カリキュラムに厳密に従うわけではないが、国際教育基準に合わせて、他のインターナショナルスクールの生徒と同等の基礎知識を習得させる」と記載されています。
さらに、南アフリカ人3名とアメリカ人1名が不法就労の容疑で起訴され、フランス人女性1名と南アフリカ人女性1名も労働許可はあったものの、雇用主と業務内容の報告義務を怠ったとして起訴されました。逮捕された従業員の年齢は25歳から53歳です。
タイにおける不法就労と外国人ビジネスへの警告
今回の摘発は、国家安全保障を脅かす可能性のある外国人によるビジネス運営に関する苦情を受けて行われました。コ・パンガン島は近年、約2,500人ものイスラエル人が定住する人気の目的地となっていますが、これに伴い、不動産取得や法律に準拠しないビジネス運営に関する緊張や苦情が増加しています。
タイでは、外国人就労法により外国人の就労が厳しく規制されており、労働許可なしでの就労や、認可された範囲外での事業運営は不法行為とみなされます。タイへの旅行や滞在を検討している日本人も、現地の法律や規則を遵守し、安全な滞在を心がけることが重要です。


