タイ国防省は、カンボジアが停戦合意を遵守するまで、タイとカンボジア間の国境検問所を閉鎖し続けると発表しました。これは政府が海洋境界に関する長年の二国間協定である覚書44(MoU44)をキャンセルした後の決定で、The Thaigerが報じています。
カンボジアとの国境閉鎖継続を発表
タイのアドゥル・ブンタムジャルーン国防大臣は、国防省創立139周年記念式典において、カンボジアが停戦合意を順守するまで国境検問所を閉鎖し続ける方針を表明しました。政府は前日に覚書44(MoU44)をキャンセルしており、アドゥル大臣は就任後初の金曜日に、タイ・カンボジア国境の再開予定は現時点でないことを明言しました。
アドゥル大臣は、昨年12月の停戦合意に言及し、「合同声明が順守されない限り、国境は閉鎖されたままであるという政府の姿勢は明確だ」と述べました。これにより、国境地域の安全保障と紛争解決へのタイの断固たる姿勢が示されています。
覚書44のキャンセルと新たな法的枠組み
タイ国家安全保障会議は木曜日に覚書44のキャンセルを承認しました。これにより、カンボジアとの海洋境界に関する長年の二国間合意が終了しました。バンコク・ポストの報道によると、タイは今後、海洋境界紛争の管理において、国連海洋法条約(Unclos)を法的枠組みとして使用することになります。
アドゥル大臣は、陸軍地域司令官が率いる地域国境委員会、国防省管轄の一般国境委員会、外務省管轄の合同国境委員会など、既存の二国間枠組みは引き続き維持されると指摘しました。個人的なレベルでの交渉は開始されていないとのことです。
国防大臣の優先事項と国境インフラ整備
アドゥル大臣は、任期中の優先事項として、作戦効率を向上させるための軍事ボランティア制度の設立を挙げました。また、戦時中の外国からの供給への依存を減らすため、国内産業の強化も目指しています。
さらに、駐留する部隊の環境改善のため、国境地域のインフラ(給水、電力、道路、通信など)を整備する計画も進行中です。軍人、特に殉職者の家族に対する医療サービスなどの福利厚生も改善される予定です。


