タイ中部ウタイターニー県で、女性店主が顧客へ送った高額なドローンが配送中に紛失する事件が発生しました。このドローンは3万バーツ(約15万円)以上の価値があり、配送業者の従業員が運搬中に落として失くしたとされています。タイの主要メディアKhaosodが報じたところによると、責任の所在を巡って混乱が生じています。
高額ドローンが配送中に消失
ウタイターニー県ラートサック郡ラバム村に住むカノックワンさん(31歳)は、2026年4月27日午前11時55分頃、自宅から顧客へドローンを発送しました。送られたのはDJI Air3sのコンボセットで、リモコン、充電器、バッテリー3個、フィルターが含まれ、その価格は約34,500バーツ(約172,500円)にも上ります。カノックワンさんは配送費用111バーツを支払い、配送業者に集荷を依頼しました。
配送業者の従業員が紛失を報告
荷物は配送業者の従業員によって集荷され、その後、別の配送担当者であるコソムさんに引き継がれました。コソムさんは、ラバム村からラートサック郡の配送センターへ向かう途中で、オートバイに固定していたゴムバンドが外れ、カノックワンさんの荷物が路上に落下し紛失したと説明しています。コソムさんはその場でカノックワンさんに電話で紛失を報告しました。
被害者が警察に届け出、捜索続く
連絡を受けたカノックワンさんとその夫は、3日間にわたり紛失現場周辺の道路を捜索しましたが、ドローンは見つかりませんでした。当初、コソムさんは責任を取ると話していましたが、3日経っても具体的な対応がなかったため、カノックワンさんは警察に被害届を提出しました。彼女は既に顧客には自費で弁償しており、日々の生計を立てる上で大きな負担となっていると訴えています。また、もしドローンを見つけて返却してくれた人には、謝礼を出すと呼びかけています。
配送担当者の主張と会社の対応
コソムさんは、紛失は不測の事態であり、窃盗の意図は全くなかったと説明しています。彼女の主張によると、配送センターに荷物が届く前の紛失であったため、会社からは個人で責任を負うよう指示されたとのことです。一方、配送業者のマネージャーは、現在この件について詳細な調査を進めており、社内の弁護士と協議中であると述べました。会社側は、今回の過失は従業員個人の責任であるとの見解を示しています。


