ベトナム中部ザライ省で、ベトナム戦争で犠牲となったベトナム人志願兵18柱の遺骨埋葬式が厳粛に執り行われました。これは、戦争終結から50年近くが経過した現在も続く、ベトナムの戦没者遺骨収集活動の一環です。Tuoi Treが報じました。
遺骨収集の現状と国家的な取り組み
ベトナム国防省のグエン・バン・ガウ上級中将は、1975年のベトナム戦争終結以降、これまでに約100万柱もの遺骨が発見され、埋葬されたと発表しました。この数字は、国家を挙げて行われている遺骨収集活動の規模と重要性を示しています。戦争で亡くなった兵士たちの遺骨を特定し、故郷に帰すことは、ベトナム社会にとって極めて重要な課題であり、現在も全国各地で捜索が続けられています。
ザライ省での追悼式典
ザライ省のアンケ市にある戦没者墓地では、18柱の遺骨を埋葬する式典が執り行われました。これらの遺骨は、同省内の様々な地域で発見されたもので、その多くは身元が特定されていません。式典では、兵士たちの尊い犠牲に敬意を表し、参列者たちが深く追悼の意を捧げました。この追悼式は、戦争の記憶を次世代に伝え、平和への願いを新たにする機会となっています。
戦後も続くベトナムの遺骨捜索
ベトナムでは、ベトナム戦争で亡くなった兵士たちの行方不明者捜索や遺骨収集が、戦後処理の重要な性格を持ちながら現在も継続的に行われています。近年では、遺骨のサンプルを収集するために297チームが結成され、3,600件以上の遺骨関連タスクが実施されるなど、組織的な取り組みが強化されています。これは、戦争の記憶が深く刻まれたベトナム社会において、戦没者への慰霊と遺族の心のケアが国家的な責務とされているためです。


