タイ東北部のノーンカーイ県で、ソンクラーン祭りの最中に男性が若者グループに暴行され、その後死亡する痛ましい事件が発生しました。妻が必死に謝罪し介入しようとしたにもかかわらず暴行は止まらず、警察は事件に関与したとされる若者グループから5人を逮捕しました。この悲劇は、現地メディアKhaosodが報じ、地域社会に大きな衝撃を与えています。
ノーンカーイ県ソンクラーン会場で悲劇
2026年4月15日午後9時頃、ノーンカーイ県ムアン郡のプラチャック通りにあるワット・シーサケート前で、ソンクラーン祭りの水かけ中に暴力事件が発生しました。この様子を捉えた動画には、数人の若者が一人の男性を集団で暴行している様子が映されており、その横で女性が手を合わせて謝罪し、暴行を止めようとしている姿も確認できます。暴行を受けたヨッサワットさん(28歳)はノーンカーイ病院に搬送されましたが、翌16日午前5時30分頃に死亡が確認されました。
妻の謝罪届かず、執拗な暴行
ヨッサワットさんの妻であるAさん(27歳、仮名)の証言によると、事件発生前、夫と友人女性と3人でソンクラーンを楽しんでいました。夫が車の運転を友人女性に代わり、自身は車を誘導しようとした際、若者グループが女性にパウダーを塗っている場所を遮ってしまい、夫は突き飛ばされました。一度その場を離れて落ち着こうとしましたが、夫が戻ってくると既に眉が切れており、再び若者グループに襲われたと推測されます。Aさんが謝罪し止めに入ったにもかかわらず、暴行は止まず、夫は地面に倒され、複数回にわたって執拗な暴行を受けました。病院での検査の結果、夫の頭部には傷があり、全身には何かに刺されたような傷が複数確認され、心臓と肺の膜からも出血が見られたと医師は説明しています。
警察が迅速に捜査、5人を逮捕
事件発生後、ノーンカーイ県警察の幹部らが指揮を執り、捜査班が迅速に捜査を開始しました。現場周辺の防犯カメラ映像を徹底的に分析した結果、容疑者である地元の若者グループが特定されました。警察は迅速に捜査を開始し、5人の若者を逮捕。現在も取り調べを進めており、さらなる容疑者の特定と逮捕に向けて捜査を拡大しています。
残された家族の悲痛な訴え
Aさんは、夫と2025年半ばに結婚したばかりで、生後5ヶ月の幼い息子がいることを明かしました。夫婦は運送業を営み、ウドーンターニー県に引っ越して事業を拡大する計画を立てていた矢先の悲劇でした。Aさんは、この若者グループが以前から同様の暴行事件を繰り返していると訴え、警察に対し、このような犯罪行為を根絶し、加害者が厳罰に処されるべきだと強く求めています。


