SCアセットがバンコク、ラチャダー-ラーマ9世エリアで展開するコンドミニアム「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」の販売が好調で、すでに90%が成約済みです。5月から引き渡しが始まり、粗利益率(GP)は38%に達したと発表されました。これは、譲渡手数料の減免措置と外国人からの旺盛な需要に支えられているとプラチャチャート・ネットが報じています。
バンコク「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」が好調な滑り出し
タイの大手不動産デベロッパーであるSCアセット・コーポレーション(SC)は、バンコクのコンドミニアム「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」が、販売開始以来、顧客から極めて良好な反応を得ていると発表しました。このプロジェクトは、バンコクの「ニューCBD(中央ビジネス地区)」として注目されるラチャダー-ラーマ9世エリアに位置し、タイ人だけでなく外国人居住者からも高い関心を集めています。特に、外国人顧客が全体の45%を占めるなど、国際的な需要の高さが顕著です。
SCアセットの高層不動産・海外顧客事業担当マネージングディレクターであるカノコーン・リムカムヌート氏によると、プロジェクトはすでに90%が成約済みで、2025年5月から引き渡しが開始されました。総敷地面積は12.67ライ(約2ヘクタール)で、居住用1,494戸と商業用8戸から構成されています。スタジオタイプ(23〜28平方メートル)から3ベッドルーム(106平方メートル)、高天井ユニット(23〜40平方メートル)まで多様な間取りが用意されており、価格は269万バーツ(約1,345万円)からとなっています。
譲渡手数料減免と外国人需要が粗利益を牽引
「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」の好調な業績を支えている主な要因は、政府による譲渡手数料の減免措置と、外国人からの継続的な需要です。カノコーン氏は、引き渡しが順調に進み、すでに50%のユニットが引き渡され、粗利益率(GP)は38%という高い水準を記録していると説明しました。タイ政府は不動産市場の活性化のため、譲渡手数料の減免措置を継続しており、これが購入者の負担軽減につながっています。
また、バンコクの不動産市場全体で外国人の購入意欲が高まっており、特に「タイのコンドミニアムを外国人が購入する方法」に関する情報が注目されています。このプロジェクトは、中国大使館や韓国大使館、複数のインターナショナルスクールに近接しており、国際的なコミュニティの中心地としての魅力も、外国人需要を喚起する要因となっています。
「COBE Community」で新しい居住体験を創出
SCアセットは、「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」を単なる住居としてだけでなく、居住者同士が交流し、共に価値を創造する「CO-BEING COMMUNITY」のコンセプトに基づき開発しました。高層不動産マーケティング・販売担当アシスタントマネージングディレクターのナッタニチャー・ユパーピン氏は、このプロジェクトがブランド「コーブ」の第一弾であり、新世代の居住者をターゲットにしていると述べました。
その一環として、オンライン機能「COBE Community」が導入されています。これは、オンラインショッピング(E-Marketplace)、フィットネス競争(Virtual Board)、居住者チャットグループ(CO-Being Chat)、修理依頼(Homecare)、オンライン医師相談(Telemed)など、様々なライフスタイルサービスを提供する革新的なプラットフォームです。居住者は「ルーチャイ」アプリを通じてこれらのサービスを利用でき、コンドミニアムが提供する共有スペースと合わせて、豊かなコミュニティ生活を送ることが期待されています。
バンコクのニューCBD、ラチャダー-ラーマ9世エリアの魅力
「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」が位置するティアンルアムミット通りは、ラチャダー-ラーマ9世エリアの中でも特に需要の高い地域です。このエリアは、バンコクの「ニューCBD」として急速に発展しており、数多くのオフィスビル、ショッピングモール、ライフスタイル施設が集積しています。また、MRT文化センター駅に近く、バンコク市内の主要エリアへのアクセスが非常に便利であることも、居住地としての魅力を高めています。
「バンコク新都市計画」でも、この地域の開発は重要な位置を占めており、今後もさらなる発展が見込まれています。多様な文化の中心地であり、国際的な環境が整っているため、タイ人だけでなく、海外からの駐在員や投資家にとっても魅力的な選択肢となっています。このような背景が、「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」の成功に大きく貢献していると言えるでしょう。
今回の「コーブ・ラチャダー-ラーマ9世」の好調は、バンコクの不動産市場における外国人需要の底堅さ、特にニューCBDエリアの魅力を改めて示すものです。タイ政府による譲渡手数料減免措置が継続されていることも、購入意欲を刺激する構造的要因として機能しています。SCアセットのような大手デベロッパーが、単なる居住空間提供に留まらず、オンラインコミュニティ機能を取り入れることで、現代のライフスタイルに合わせた付加価値を提供している点は注目に値します。
在住日本人や日系企業にとっては、ラチャダー-ラーマ9世のような国際色豊かなエリアでの居住やオフィス選定の選択肢が広がっていることを意味します。外国人比率が45%と高いことから、多様な文化背景を持つ人々との交流機会も豊富であり、新たなビジネスチャンスや生活の質の向上に繋がる可能性も秘めているでしょう。不動産価格の動向と合わせて、このような付加価値を提供するプロジェクトが今後も増えるかどうかが、市場の活性化を測る上で重要な指標となります。


