タイ・ウドンターニー県で4日間にわたり続く森林火災に対し、ワッチャラポン農業協同組合副大臣が人工降雨局にヘリコプターでの消火活動を要請しました。強風により火災がワット・パー・プーコーンに迫る状況を受け、副大臣は自ら現場を視察し、人工降雨局が消火活動を開始したとKhaosodが報じています。
ウドンターニー県で森林火災が深刻化
タイ東北部ウドンターニー県ナユーン郡にあるワット・パー・プーコーン周辺では、4月14日の時点で森林火災が4日目に突入し、状況は依然として改善していません。この火災はナユーン・ナムソム国立公園の広範囲に及んでおり、強風によって火の勢いが増し、防火帯を越えて仏教寺院ワット・パー・プーコーンの近くまで迫る危険な状態となっています。
副大臣がヘリコプター投入を指示
ワッチャラポン・カオカム農業協同組合副大臣は、この深刻な事態を受けて、自身のFacebookページを通じて状況を報告しました。副大臣は自らヘリコプターに搭乗し、火災現場の状況を視察。ノーンカーイ県サンコム郡の多くの地点では火災が鎮火しているものの、まだ複数の場所で懸念される状況が続いていることを確認しました。
人工降雨局による消火活動
この状況を受け、ワッチャラポン副大臣は人工降雨局と連携し、ヘリコプターによる消火活動を開始するよう指示しました。副大臣は「任務が完了するまで、決して諦めない」と決意を表明し、早期の鎮火を目指しています。また、副大臣は移動中にPM2.5の状況も調査し、その濃度がかなり深刻であると述べました。
タイの森林火災対策と課題
タイでは森林火災が発生した場合、初期消火に重点が置かれます。竹ぼうき、ハンドポンプ、背負式放水器具、送風機などを用いて即座に現場での消火活動が行われるほか、延焼を防ぐための防火帯の設置も重要な対策です。しかし、今回のウドンターニー県のケースのように、強風などの気象条件が重なると、従来の地上からの消火活動だけでは対応が困難になることがあります。そのため、ヘリコプターによる空中からの放水は、大規模火災における効果的な解決策として期待されています。
周辺地域への影響と今後の見通し
今回の火災は、ウドンターニー県とノーンカーイ県の国境付近に位置する広大な森林地域に影響を及ぼしています。特にワット・パー・プーコーンは多くの参拝客が訪れる重要な寺院であり、その保護は急務とされています。人工降雨局のヘリコプターによる消火活動が本格的に開始されたことで、火災の鎮圧に向けた進展が期待されますが、PM2.5の深刻な状況も考慮すると、地域住民の健康への影響も懸念されます。


