ベトナム中部コントゥム省で長距離バスがガードレールを突き破り、深さ2メートル以上の排水溝に転落する事故が発生しました。この事故は18時30分頃、ブオンマトゥオット発ダナン行きの寝台バスが国道14号線を走行中に発生し、乗客9名のうち幸いにも死傷者はいませんでした。VnExpressが報じたところによると、事故発生時は大雨で路面が滑りやすい状況だったとのことです。
事故の状況と乗客の救助
現地時間18時30分頃、ダクラック省ブオンマトゥオットのバス会社の寝台バスが、9人の乗客を乗せて国道14号線をダクラックからダナン方面へ走行していました。旧コントゥム省ダックトー地区の thôn 1 に差し掛かった際、バスは突然道路のガードレールに衝突し、そのまま旧ディエンビン地区人民委員会庁舎前の深さ2メートルを超える排水溝に転落しました。
この衝撃でバスのサイドガラスが割れ、多くの乗客の私物や荷物が排水溝に散乱しました。一部の乗客はパニックになり叫び声を上げましたが、運転手と通りがかりの住民の協力により、乗客は全員無事に救出されました。その後、バス会社は別の車両を手配し、残りの乗客は旅を続けることができました。
悪天候が引き起こした交通トラブル
事故発生時、現場周辺は大雨に見舞われており、路面は非常に滑りやすい状態でした。クアンガイ省交通警察は、ダックトー地区警察と連携し、事故原因の調査を開始するとともに、交通渋滞を避けるための交通規制を実施しました。
ベトナムの地方道路では、特に雨天時に路面のコンディションが悪化しやすく、長距離バスの運転には細心の注意が求められます。在ラオス日本国大使館が過去に指摘したように、地方の未舗装道路ではスリップによる横転や転落事故のリスクが高まることが知られています。
ベトナムの主要幹線道路、国道14号線
事故現場となった国道14号線は、全長980kmに及ぶベトナムで2番目に長い国道です。クアンチ省ダクロン橋を起点とし、ドンナイ省チョンタイン地区の国道13号線と交差する地点が終点となっています。この路線は、ベトナムの西部高原地域と北中部、東南部を結ぶ極めて重要な幹線道路であり、多様な地形を横断しています。
この主要道路での事故は、ベトナム国内の交通網における交通安全対策の重要性を改めて浮き彫りにしています。特に長距離バスは、地方間の移動手段として多くの住民や旅行者に利用されており、その安全確保は喫緊の課題となっています。


