タイ・チョンブリー県で、薬物依存更生プログラムの参加者らを標的に覚醒剤を販売していた男が逮捕されました。警察は「ホワイトコミュニティ」プロジェクトの一環として薬物撲滅に取り組んでおり、今回の逮捕は住民からの通報がきっかけでしたとKhaosodが報じています。
薬物更生プログラムを狙った販売
この事件は2026年6月3日正午ごろ、チョンブリー県バンラムン郡バーン・ローンポー地区のローンルーイ・コミュニティで発生しました。バンラムン警察署のサラウット・ヌッチャナート署長によると、薬物依存からの更生を目指す人々が約20名参加する「ホワイトコミュニティ」プロジェクトの実施中に、住民から不審な人物の通報がありました。
「ナン・ローンルーイ」の逮捕
通報を受け、捜査チームは6月2日に潜伏捜査を開始。その結果、45歳の男、アナン容疑者、通称「ナン・ローンルーイ」がオートバイで通りかかった際に逮捕されました。アナン容疑者は尋問に対し、落ち着きがなく、矛盾した供述を繰り返したといいます。警察が彼の携帯電話を調べたところ、LINEで「グー・ガイ・ジャ・クライ・ラ」という名前のアカウントとの間で、覚醒剤2,000錠の取引が話し合われ、19,000バーツ(約95,000円)が送金されていたことが判明しました。
2,400錠の覚醒剤を押収
警察はアナン容疑者を連れて、LINEで指定されたバンラムン土地局事務所近くの路地へ向かいました。そこで電柱に吊るされたビニール袋を発見し、中から合計12袋、2,400錠の覚醒剤を押収しました。アナン容疑者は「ジャック」という名のディーラーから覚醒剤を購入し、ローンルーイ・コミュニティの使用者たちに転売していたことを認めました。彼は注文したのは2,000錠だったが、ディーラーが「おまけ」として400錠を追加したと供述しています。
薬物撲滅への継続的な取り組み
タイでは薬物乱用者更生法に基づき、薬物依存者の社会復帰支援が進められています。今回の事件は、そうした更生努力を妨害する行為であり、警察は薬物犯罪に対する厳格な取り締まりを強化しています。アナン容疑者は現在、さらなる捜査と法的手続きのため拘留されています。


