タイ警察がバンコクで、現代の複雑な犯罪に対応するための捜査官育成コース第119期を開講しました。この研修は、テクノロジー犯罪や組織犯罪に立ち向かう新時代の捜査官を育成することを目的としており、Khaosodが報じました。
複雑化する犯罪への対応強化
本日(2026年5月12日)、ポル・トート・ニティトーン・チンタカーノン教育司令官が、中央警察訓練本部で「刑事事件捜査コース第119期」の開講式を主宰しました。現代社会では、国境を越えた犯罪、テクノロジー犯罪、コールセンター詐欺、巧妙な手口を使う犯罪組織など、犯罪の形態がますます複雑化しています。
このような状況において、警察官の捜査能力を向上させることは、国民の安全を守り、治安を維持する上で不可欠な任務と位置付けられています。
実践的スキルと「探偵の心」を伝授
国家警察庁が承認したこの研修は、2026年度に2つのコース(第118期と第119期)が実施されます。研修では、理論と実践の両面から捜査スキルを開発することに重点が置かれており、国家警察庁の経験豊富な捜査官や専門家が講師を務めます。
受講生には、深い知識、綿密さ、分析的思考力、そしてプロの探偵としての直感が培われることを目指します。また、ポル・トート・コンデット・チューシー少将やポル・トート・ノップシン・プンスワット少将といった著名な元捜査官たちが、自身の経験と「探偵の心」を直接受講生に伝えます。
カリキュラムの主要内容
本コースの主な内容は、犯罪者行動分析、証拠からの捜査、捜査の論点設定、現場からの情報分析、証人尋問、体系的な捜査計画の立案です。さらに、最新の技術やデータ分析を刑事事件捜査に活用し、重要事件の追跡と解決の効率化を図ります。
研修では、「警察が権力者を恐れる限り、国民はどのように暮らせるのか」という理念も伝えられ、警察官が勇気と誠実さをもって職務にあたり、法に基づき国民のために職務を全うする精神を育成します。
国民の信頼構築を目指す
ニティトーン教育司令官は、捜査活動が司法プロセスの核心であり、事件解決能力を高め、国民の信頼を築く上で極めて重要であると強調しました。教育司令部は、今後も捜査関連のコースを継続的に開発し、質の高い捜査官を育成していく方針です。


