タイのパタヤで、中国人容疑者の逮捕を端緒に違法な武器密売ネットワークの捜査が拡大しています。この事件では、海軍士官を含む3名が拘束され、さらに軍関係者2名が召喚される見込みです。バンコクポストが報じたところによると、警察は組織の実態解明を進めています。
パタヤでの武器大量発見と中国人容疑者
タイのチョンブリー県バンラムン区にあるメープル住宅地で、中国人容疑者スン・ミンチェン氏の自宅から大量の武器が発見されました。この発見は、金曜日に発生した自動車事故がきっかけでスン氏が逮捕された後に判明したものです。警察は、押収されたアサルトライフルが違法な武器密売ネットワークに関連していると見て、捜査を拡大しています。
主要容疑者の拘束と捜査の進展
国家警察長官室付のノッパシン・プーンサワット警視総監率いる捜査チームは、土曜日に3人の容疑者を拘束しました。そのうちの一人は、チョンブリー県サタヒップ区の海軍憲兵隊に所属する46歳の海軍士官メーティー一等兵曹です。もう一人は、地元の射撃場経営者カチェン・シアンラム容疑者と特定されています。捜査当局は、この両名がスン氏のパタヤの自宅で発見されたアサルトライフルの調達と販売に関与していたと見ています。
さらに、土曜日遅くには、サタヒップ区の家でジャムロン(姓は非公開)容疑者(51歳)が拘束されました。警察は、彼がM4アサルトライフル(1丁あたり約100,000バーツ、約50万円で販売されたとされる)の支払いを受け取るために使用された銀行口座を所有していたと見ています。ジャムロン容疑者は、スン氏のために口座を開設したものの、取引内容については知らなかったと供述しているとのことです。
軍関係者の関与とタイ海軍の対応
ノッパシン警視総監は日曜日、まだ正式な起訴は行われていないものの、捜査官がネットワーク内の繋がりを確立するために作業を続けていると述べました。彼は、軍用レベルの武器密売に関与した者には法的な措置を講じると強調しました。また、タイ王立海軍のパラット・ラッタナーチャイヤパン少将は、海軍が捜査の通知を受けていることを認めました。複数の海軍士官が関与している可能性を認識しており、指揮官らは調査対象となった隊員に対し、警察に協力するよう指示したと述べました。海軍は、不正行為が確認された隊員を保護することはなく、違反が確認されれば規律委員会と法的手続きの両方を進めると明言しました。


