ベトナム北部トゥエンクアン省の山林で、薬草採りに入った男性が行方不明となり、大規模な捜索活動が展開されています。5月8日午前、58歳の男性が薬草採りのために森に入った後、家族との連絡が途絶えました。VnExpressが報じたところによると、地元当局が200人以上を動員し、困難な捜索が続いています。
トゥエンクアン省で発生した行方不明事案
行方不明になっているのは、トゥエンクアン省バッククアン村に住むファン・チャン・ターさん(58歳)です。ターさんは5月8日午前7時頃、自宅近くの山林に薬草を採りに入ったきり、家族との連絡が取れなくなりました。地元住民が森林から非木材林産物を採取することは、東南アジアの山間部における伝統的な生活の一部であり、ターさんもまた薬草採りを行っていたと見られます。
200人超の捜索隊が結成
ターさんの行方不明の通報を受け、バッククアン村人民委員会は直ちに捜索救助指揮チームを結成しました。チームは副委員長が直接指揮を執り、警察、消防、救助隊、軍、民兵、そして地元住民からなる総勢200人以上が動員されています。捜索隊は複数のグループに分かれ、小道、小川、深い森の中を徹底的に捜索しています。
困難を極める捜索活動
ターさんが行方不明となった地域は、バッククアン村に広がる保護林の小区域285と特定されています。この地域は地形が非常に急峻で、多くの小川が流れ、原生林と再生林が複雑に混在しています。植生は厚く、大きな木々や絡み合ったツルが道を阻み、捜索活動は難航しています。
また、この保護林は早朝に濃い霧が発生しやすいことでも知られています。さらに、急な崖や、住民が森に入るために作った細い道が多数存在しており、捜索隊は視界不良や足元の悪さに加え、広大な範囲を網羅する難しさに直面しています。この地域は、住民が薬草採りや非木材林産物の採取、家畜の放牧に利用する場所でもあります。


