タイ・バンコクで、タクシン元首相の仮釈放停止を求める抗議活動が発生しました。市民団体が法務省に請願書を提出し、矯正局による仮釈放承認決定の再検討と停止を要求しています。この動きは、Bangkok Postが報じたもので、法解釈の誤りや最高裁の判断無視を訴えています。
タクシン元首相の仮釈放に抗議
タイ改革人民学生ネットワーク(KPT)は、タクシン・シナワット元首相の仮釈放審査手続きを停止するよう法務省に請願しました。KPTは、当局が法を誤って解釈し、最高裁判所が示したタクシン氏の刑務所収監中の警察総合病院滞在に関する重要な調査結果を無視していると主張しています。
この抗議活動は、活動家ピチット・チャイモンコン氏が率いるKPTによって行われ、木曜日に法務省のチェーンワッタナ本部で正式な書簡が提出されました。請願書は、法務大臣に代わって同省職員のキッティウィット・コンブンラック氏が受領しました。
仮釈放決定の再検討を要求
KPTは、法務大臣に対し、タクシン氏の電子監視下での釈放を承認した3つの仮釈放委員会の決定を再検討し、停止するよう命じることを要求しました。
ピチット氏は、矯正局が刑法第92条および第93条(5年以内の再犯に関する条項)を誤って引用し、タクシン氏が仮釈放の資格を維持していると説明していると主張しました。彼は、問題の核心は、タクシン氏が2024年8月にタイに帰国後、拘留中に規律違反や刑事違反を犯したかどうかにあると述べています。
矯正局と最高裁の判断の食い違い
矯正局は最近、本件の取り扱いを擁護し、仮釈放手続きは法的手順に準拠しており、最高裁判所の判決はタクシン氏の資格に影響しないと主張しました。当局は、国王による恩赦で刑期が1年に短縮された元首相は、中級受刑者として仮釈放の資格を維持していると述べています。
しかし、KPTは、矯正局が最高裁判所刑事部(政治職担当)の調査結果を歪曲していると主張しました。最高裁は、タクシン氏の刑務所外での治療のための移送は不法であり、病状も危機的ではなかったと述べています。
関係者への警告と支援者の動き
KPTは、この件に関与した当局者が刑法第157条に基づく職務怠慢の罪に問われる可能性があると警告しました。タイの政治情勢に詳しい日本の読者にも、この問題が注目されています。
一方、5月11日の仮釈放予定を前に、元首相のペートンターン・シナワット氏を含むシナワット家の一員が、木曜日にバンコクのクローンプレム中央刑務所にタクシン氏を訪問しました。赤シャツ隊の支持者も集まり、元首相への支持を示しました。


