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【ベトナム・タイグエン省】高速道路で土砂散乱、多重パンク事故発生

出典:元記事

ベトナム北部、ハノイ-タイグエン高速道路で、路上に散乱した土砂により多数の車両がパンクする事故が相次いで発生しました。この事態は、トラックの衝突事故も引き起こし、約3時間半にわたり交通に大きな影響を与えました。VnExpressが報じています。

ハノイ-タイグエン高速道路で多重パンク発生

事故は午前6時20分頃、ハノイ方面に向かっていたフンさんの乗用車が、タイグエン省チュンタン区にあるハイダン休憩所付近で、道路に散乱していた土砂を踏んだことから始まりました。フンさんの車はタイヤがパンクし、リムも破損。車両が大きく揺らぎ、約500万ドン(約3万円)の損害を被りました。

フンさんは、高速で走行中に土砂を避けることができなかったと証言しています。また、フンさんがタイヤ交換を待つ間にも、約7台の車両が同様のパンクに見舞われ、緊急停止を余儀なくされました。さらに、土砂を踏んだトラック1台が中央分離帯に衝突し、車両前部が大破する事故も発生しました。タイグエン在住のグエン・ミン・ドゥックさんも、前方の車両が突然車線変更したため、間一髪で衝突を回避したと語っています。

事故の原因はダンプカーからの土砂流出

目撃者によると、この事故の原因は同日午前5時30分頃に発生した、あるダンプカーの不法行為でした。高速道路を走行中にダンプカーの荷台のフタが開き、そこから大量の土砂が路上に流出したのです。驚くべきことに、ダンプカーの運転手は土砂を回収せず、そのまま立ち去ったとされています。

道路には、最も重いもので10kg近くもある土砂が、中央分離帯寄りの車線と緊急車両用車線の約20メートルにわたって散乱していました。当日は雨が降っており、路面が滑りやすくなっていたため、状況はさらに危険なものとなっていました。

当局の対応遅れと交通安全への影響

土砂が散乱してから、高速道路の管理会社が警告コーンを設置したのは、約1時間以上が経過してからでした。その後、交通警察も現場に駆けつけ、交通整理を行ったものの、散乱した土砂が完全に清掃されたのは午前9時頃、つまり事故発生から約3時間半後にようやく清掃が完了したことになります。

この事態は、発展途上国における交通管理の課題を浮き彫りにしています。ベトナムではインフラ整備が進む一方で、道路安全に対する意識向上や迅速な事故対応体制の確立が引き続き求められています。

道路への土砂散乱に対する罰則

ベトナムの政令168号によると、道路に土砂や建設資材を散乱させる行為は、200万ドンから400万ドン(約1.2万~2.4万円)の罰金が科せられます。さらに、交通安全に深刻な影響を与えた場合は、最大1500万ドン(約9万円)の罰金、さらに運転免許が1〜3ヶ月停止される可能性があります。また、運転免許の点数が減点され、現場の原状回復も義務付けられます。

ハノイ-タイグエン高速道路は、全長約71km、4車線で、設計速度は時速80~100kmです。ハノイ、バクニン、タイグエンの3省市を通過する主要な交通路であり、その安全確保は極めて重要です。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
タイ・ベトナム・インドネシアの最新ビジネスニュースを日本語で毎日配信。現地メディアの一次情報をもとに、日系企業・駐在員の意思決定に役立つニュースを厳選してお届けします。
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