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ナコーンラチャシマ県、嵐でドリアン4トン壊滅

※画像はイメージです(AI生成)

ナコーンラチャシマ県で、収穫を目前に控えたドリアン約4トンが強風により落下し、農園が壊滅的な被害を受けました。5月2日夕方にシーサーン郡を襲った夏の嵐が原因で、農園主は計り知れない損失に直面しているとカオソッドが報じています。

ナコーンラチャシマ県を襲った夏の嵐

5月2日、タイ東北部のナコーンラチャシマ県シーサーン郡バーンボーリン地区にあるドリアン農園が、突如として発生した夏の嵐に見舞われました。フェイスブックユーザーのアリーヤ・シンポンさんが投稿した動画と写真には、強風によって大量のドリアンが地面に散乱している様子が映し出されており、その被害の大きさがうかがえます。

収穫直前のドリアン約4トンが壊滅

農園主のアリーヤさんによると、嵐はわずか15分程度の激しい突風を伴うものでしたが、その短時間で農園は甚大な被害を受けました。地面に落ちたドリアンの総重量は、なんと約4トンにも上るといいます。これらのドリアンは収穫まであとわずか80日という段階で、まさに売り時を目前に控えていたため、農園主にとっては計り知れない損失となりました。

加工もできず廃棄の危機に直面

落下したドリアンは、熟す前に地面に落ちたため、加工してドリアンチップスなどにすることもできません。アリーヤさんは、これらを近隣住民に料理の材料として配るか、誰も引き取らない場合は廃棄せざるを得ないと語っています。タイの代表的なフルーツであるドリアンは、タイの主要な換金作物であり、この大規模な被害は農家の生活に深刻な影響を与えています。

気候変動がもたらすタイ農業への課題

今回のドリアン農園の被害は、タイにおける気候変動や異常気象が農業にもたらす深刻な影響を浮き彫りにしています。ドリアンをはじめとする農作物は、農家の生計を支えるだけでなく、タイの農業経済を支える重要な要素です。JICAの報告書にもあるように、気候変動や異常気象、災害への対応技術の確立は、タイ農業が直面する喫緊の課題であり、農家への支援体制の強化が求められています。

ドリアンはタイ経済にとって重要な農産物であり、特に輸出市場では高級フルーツとして高い需要があります。しかし、モンスーン気候のタイでは、気候変動による異常気象が農作物に与える影響が年々深刻化しており、今回のドリアン農園の被害はその一例と言えるでしょう。単一作物への依存度が高い農家にとって、このような自然災害は経営に甚大な打撃を与え、その生活基盤を揺るがす構造的なリスクをはらんでいます。

在タイ日本人にとっても、ドリアンはタイの食文化を象徴するフルーツであり、旬の時期にはその独特の風味を楽しむのが一般的です。今回のニュースは、私たちが普段享受している豊かな食が、いかに自然の恵みと、それに立ち向かう農家の努力に支えられているかを再認識させます。特に、収穫直前の被害は、市場価格にも影響を及ぼす可能性があり、今後のドリアン価格の動向にも注目が必要です。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
タイ・ベトナム・インドネシアの最新ビジネスニュースを日本語で毎日配信。現地メディアの一次情報をもとに、日系企業・駐在員の意思決定に役立つニュースを厳選してお届けします。
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