タイ中部ナコーンパトム県の橋で、豚肉の脂が路面に散乱し、走行中の車両5台が衝突する事故が発生しました。この事故による負傷者は報告されていません。The Thaigerが報じました。
ナコーンパトムの橋でまさかの「豚脂」事故
5月3日、ナコーンパトム県のペッカセム道路にかかる橋で、路面に散乱した豚肉の脂が原因で、合計5台の車両が絡む衝突事故が発生しました。この珍しい事故により、路面は非常に滑りやすい状態となり、複数の車両が制御を失いました。
TikTokユーザーが共有したドライブレコーダーの映像には、事故当時の交通状況が記録されています。運転手が左車線で走行中、前方に停車したピックアップトラックを避けるため右車線へ移動しようとしましたが、他の車両も同様に車線変更を試みていました。最終的に運転手は左車線に戻り、ピックアップトラックの手前で停車することに成功しました。
横転車両も、奇跡的に負傷者ゼロ
別の車両が制御を失い、道路両側の交通バリアに衝突する様子も確認されています。後方カメラの映像では、トラックが高速で橋を滑り落ちるものの、前方の車両に衝突する前に停車できた様子が捉えられていました。最終的に5台の車両が損傷し、うち1台は横転しましたが、運転手や乗客に負傷者はありませんでした。
ムアン・ナコーンパトム警察は、消防隊と連携し、散水車を使って路面の清掃作業を行いました。これにより、さらなる事故の発生が未然に防がれました。
CCTVで原因究明、再発防止へ
警察は現在、現場周辺のCCTV映像を精査し、路面に豚肉の脂を落とした車両の特定を進めています。原因となった車両が判明次第、法的な措置を講じる方針です。このような物質の流出は、予期せぬ重大な交通事故を引き起こす可能性があるため、徹底した原因究明が求められます。
タイでは、過去にも同様の事故が発生しています。昨年ナコーンパトム県では、オイル流出が原因で7台の車両が衝突し、6人が負傷する事故がありました。また、今年4月30日にはナコーンラチャシーマ県で、濡れた滑りやすい路面でピックアップトラックが木に衝突し、夫婦が死亡する事故も起きています。これらの事例からも、道路上の異物がいかに危険であるかが浮き彫りになっています。交通インフラの維持管理と運転手の安全意識向上が、タイにおける交通事故削減の鍵となります。


