ベトナム北部タイグエン省で発生した暴風雨により、多数の家屋やインフラが甚大な被害を受けました。5月2日夜に発生した暴風雨は、タイグエン省を中心に約350棟の家屋に被害をもたらし、負傷者も出ています。VnExpressの報道によると、軍と警察が被災地の復旧作業に総動員されています。
タイグエン省を襲った暴風雨の猛威
5月2日夜、ベトナム北部のタイグエン省ホップタイン、フーラック、ダイツー、フーティンなどの各コミューンを激しい暴風雨が襲いました。これにより、主要道路では倒木が交通を遮断し、地方自治体は直ちに部隊を動員して倒木の伐採作業を行い、交通の確保に努めました。
広範囲に及ぶ甚大な被害状況
堤防管理・自然災害対策局の統計によると、5月3日午前6時30分までに、この自然災害によりタイグエン省で5人が負傷しました。約350棟の家屋が屋根を吹き飛ばされる被害を受け、そのうちタイグエン省が309棟と最も甚大な被害を受け、次いでディエンビエン省で40棟、ラオカイ省で1棟が報告されています。
農業分野でも大きな影響が出ており、919ヘクタールの稲作地と農作物が損害を受け、主にディエンビエン省(767ヘクタール)とタイグエン省(152ヘクタール)が被災しました。さらに、タイグエン省では6校の学校が屋根を損傷し、12本の電柱が倒壊したため、一部地域で停電が発生しました。ベトナムは洪水や暴風雨といった自然災害に見舞われやすい国であり、過去の統計でも死傷者の多くがこれらの災害によるものです。
軍と警察による迅速な復旧活動
タイグエン省は、被災地の復旧のため、軍と警察の全兵力を動員しました。兵士や警察官、教師たちが協力し、屋根が吹き飛ばされたフーラック(タイグエン省)の幼稚園の瓦礫を片付け、倒木の伐採を行いました。また、被害の大きかったホップタイン(タイグエン省)では、数百人の兵士と警察官が各村を回り、吹き飛んだ屋根の再建や家屋の修復に尽力し、住民の生活再建を支援しました。屋根が吹き飛ばされてすぐに修復できない家庭に対しては、農産物の移動支援も行われました。
隣接地域への影響
タイグエン省の隣に位置するトゥエンクアン省のフールオン・コミューンも暴風雨の影響を受けました。ここでは、何十棟もの家屋のトタン屋根が数百メートル先の畑まで吹き飛ばされるという深刻な被害が発生しました。各地域で迅速な対応が求められています。


