ベトナムのホーチミン市とメコンデルタ地域を結ぶ高速道路で、乗客15人を乗せたバスが炎上する事故が発生しました。5月1日午前8時30分頃、ミエンタイ(メコンデルタ)方面からホーチミン市へ向かっていたバスから煙が出ているのを運転手が発見し、緊急停止帯に停車。VnExpressによると、運転手の迅速な対応により乗客全員が無事避難したものの、車両は全焼したとのことです。
事故の詳細
ドンタップ省ナンバーのバスを運転していたファム・ホアン・ロン氏(49歳)は、ティエンザン省チャウタイン地区のタンフオンを通過中にバス後方からの煙に気づき、すぐに緊急停止帯に停車しました。数分後には火が燃え上がり、車両全体をあっという間に包み込みました。運転手は乗客全員を安全に避難させることができましたが、多くの手荷物は持ち出すことができませんでした。
ドンタップ省公安の消防救助隊は、高速道路管理部門と協力し、約30分後に消火活動を完了しました。この火災による死傷者はありませんでしたが、バスは完全に焼失し、鉄骨が歪み、ガラスもすべて溶けてしまいました。しかし、乗客15人全員が無事であったことは幸いでした。
連休中の交通麻痺と影響
この事故は、連休のピーク時に発生したため、高速道路の両方向で約5キロにわたる深刻な交通渋滞を引き起こしました。警察は交通整理を行い、車両を国道1号線に迂回させて混雑を緩和しました。バスの乗客は、別の車両に乗り換えて旅を続けました。
高速道路の現状と課題
ホーチミン市とチュンルオンを結ぶ高速道路は全長約50キロメートル、4車線と2つの緊急停止帯を備え、2010年から供用されています。メコンデルタ地域への主要な幹線道路であり、交通量は多く、慢性的な過積載や事故が発生しやすい区間として知られています。
実際、前日にもこの高速道路で乗用車の火災事故があり、10キロメートル以上の交通渋滞が発生していました。東南アジアの交通インフラは発展途上であり、ベトナムでも高速道路の拡幅や交通安全対策が重要な課題となっています。この区間では現在、拡幅工事が進められています。


