タイのソンクラーン祭りで、インフルエンサーがベビーパウダーの代わりにコーキング材を塗布し、複数の参加者が被害を訴えています。サムットプラーカーン県プラパデーンで発生したこの問題に対し、社会活動家ガン・ジョムパランのチームが被害者を伴い警察に告発しました。Khaosodが報じたところによると、被害者らは目の炎症や皮膚の刺激を訴えています。
ソンクラーンでの危険行為が発覚
2026年4月27日、インフルエンサーの「バード・ワンワーン」が、プラパデーンのソンクラーン祭りでベビーパウダーの代わりに「ワニ印のコーキング材」を水に溶かして人々に塗る動画を投稿し、大きな波紋を呼びました。この行為は「非常に危険」として各方面から激しい批判にさらされました。
インフルエンサーの弁明と被害者の実態
バード・ワンワーンは当初、動画は単なる「コンテンツ」であり、使用したのは本物のコーキング材ではなく「片栗粉」だと釈明しました。しかし、この弁明にもかかわらず、一人の被害者であるアオフさん(28歳)が、バードの塗ったものが目に入り、重度の目の刺激を感じたと主張しました。
サムットプラーカーン県警察への告発
事態を受けて、社会活動家ガン・ジョムパランのチームと弁護士は、アオフさんを伴いサムットプラーカーン県プラパデーン警察署を訪れ、バード・ワンワーンに対する正式な告発手続きを行いました。アオフさんは、バイクでソンクラーンに参加中、顔や頭、肩に塗られたものが通常と異なると感じたといいます。
複数の被害者が症状を訴える
アオフさんは、帰宅後にシャンプーを8回繰り返しても髪が固まったままで、後に目が痒くなり赤くなったと証言しました。夜中には体がかゆみとヒリヒリ感で2時間おきに目が覚め、左肩には接着剤のような塊が付着していたと訴えています。また、ガン・ジョムパランのチームは、同様にコーキング材を塗られて負傷したアートさん(44歳)も警察に連れて行き、告発しました。
コーキング材と片栗粉の比較実験
ガン・ジョムパランのチームは、バードが主張する「片栗粉」と比較するため、片栗粉、米粉、そしてコーキング材を皮膚に塗って洗い流す実演を行いました。その結果、片栗粉と米粉は簡単に洗い流せたのに対し、コーキング材はほとんど落ちず、塗られた人は冷たさとヒリヒリ感を訴えました。この実験は、バードの弁明を裏付けるものではないことを示しています。
警察が捜査を開始、傷害容疑で立件へ
警察は、被害者らが傷害容疑で訴え出ていることを明らかにしました。今後は医師の診断結果を待って、バード・ワンワーンを事情聴取のために呼び出し、適切な容疑を告知する方針です。タイのソンクラーン祭りでの安全な楽しみ方を損なう行為として、今回の事件は厳しく対処されることが予想されます。


