タイ東北部のウドンタニ県で暴風雨による甚大な被害が発生し、倒木に衝突した男性が死亡しました。4月23日夜、クットチャップ郡を襲った激しい嵐と雨により、家屋が損壊し、道路を塞いだ倒木にバイクで走行中の男性が衝突して命を落としたとKhaosodが報じています。
ウドンタニを襲った激しい暴風雨
4月23日夜、ウドンタニ県クットチャップ郡を激しい暴風雨が襲いました。この自然災害により、多くの住民が被災し、家屋やインフラに甚大な損害が発生しています。特に、ノーンターナー村では、道路脇の大木が倒れて電線を切断し、数十本のゴムの木がなぎ倒されました。
地域住民の証言によると、午後7時から9時頃にかけて、雨と風が非常に強く、人々は安全な場所に避難せざるを得ませんでした。およそ30〜40軒の家屋の屋根が吹き飛ばされ、複数の家屋が倒木の下敷きになるなど、甚大な被害が確認されています。ある住民は「生まれて初めてこのような嵐に遭遇した」と語り、その破壊力の大きさを物語っています。
暗闇の道路で倒木に衝突、42歳男性が死亡
この暴風雨の影響で、クットチャップ郡内の村と村を結ぶ道路では、多数の倒木が発生していました。特に、サーンコー村とパコー村を結ぶ道路は照明が少なく、非常に暗い状態でした。この暗闇が悲劇を引き起こしました。
42歳のマイさんは、アメンボを捕まえに兄と共に出かける途中、倒木が道路を塞いでいることに気づかず、バイクでそのまま衝突してしまいました。首の骨を折り、その場で死亡が確認されました。この事故は、暴風雨後の道路の危険性を浮き彫りにするものであり、災害時の注意喚起の重要性を示しています。
住民が語る恐怖と過去の経験
住民のヨさん(43歳)は、自身もライチの木が家に倒れてきたが、幸いにもけが人はなかったと話しました。また、彼女の兄の家も屋根が完全に吹き飛ばされる被害に遭っています。別の住民、スパニーさん(58歳)は「嵐は突然やってきた。屋根は全て吹き飛ばされ、電線からはショートする音が聞こえたが、火事にならなくてよかった」と語り、孫と抱き合って恐怖に耐えた経験を明かしました。スパニーさんは20年前にも同様の嵐を経験しており、「再びこんな目に遭うとは夢にも思わなかった」と深い不安を訴えています。


