タイのナコーンラチャシーマ県で、僧侶のような服装の集団が飲酒や接着剤吸引をしている動画が拡散し、当局が調査に乗り出しました。この動画は国民の怒りを買い、警察や宗教当局が現場を捜索する事態に発展しています。Khaosod Englishが報じたところによると、当局は動画の人物が本物の僧侶か偽者かを確認中とのことです。
動画拡散と当局の捜査開始
ナコーンラチャシーマ県で、僧侶に似たローブを着用した集団が、樹齢100年の菩提樹の下で酒を飲んだり接着剤を吸引したりしている疑惑の動画が拡散し、大きな波紋を呼んでいます。この事態を受け、地元当局は直ちに調査を開始しました。
国民からの苦情を受けて、警察、宗教当局、および地元の聖職者らがナコーンラチャシーマ県行政機構の裏手にある現場を詳しく調べました。捜索の結果、現場からは酒瓶、接着剤の容器、調理器具、衣類などが発見されました。この場所は大きな菩提樹の下にあり、部分的に隠れた窪地のような形状をしており、集会場所として利用されていた可能性が指摘されています。
本物の僧侶か偽者か、身元確認の難航
県仏教事務所のポーンパナー・セーンカルン所長は、動画に映っている人物が本物の僧侶であるか、あるいは僧侶を装った偽者であるかは、現時点ではまだ明らかになっていないと述べました。「不適切な行為を報告してくださった国民には感謝いたします。しかし、現段階では彼らが正式に叙階された僧侶なのか、それとも偽者なのかを確認することはできません」と所長はコメントしました。また、同様の事件を目撃した場合は、宗教当局または警察に報告するよう国民に呼びかけています。
地元の僧侶当局の代表者は、捜索時には該当する人物は見つからず、彼らがどの寺院に所属しているかを特定することもできなかったと語っています。動画は現在、地域の教区指導者に転送され、関係者がいずれかの寺院に所属しているかどうかを判断するための調査が進められています。このような事件はタイの仏教界のイメージを損なう問題として、社会的な関心を集めています。
警察の対応と今後の対策
警察は前日の午後5時ごろにこの集団に関する通報を受けており、パトロール隊員を派遣しましたが、その時点では容疑者を発見できませんでした。現在、捜査官は動画の映像を精査し、目撃者からの証言を集めることで、関係者の身元特定と法的措置の検討を進めています。
当局は、今後この地域のパトロールを強化し、宗教団体との連携も深めることで、同様の事件を防ぎ、国民の信頼を維持する方針を示しています。タイの治安維持と宗教秩序の保護に向けた取り組みが強化される見込みです。


