タイ北部チェンライ県メーサイの国境地帯で、麻薬密輸組織とタイ軍が銃撃戦となり、覚醒剤92kgが押収された。この事件は2026年4月19日未明に発生し、密輸グループは隣国からルアック川を渡って麻薬を運搬中だった。Khaosodが報じたところによると、タイ軍側に死傷者はなく、麻薬密輸の取り締まりが強化されている。
メーサイ国境での銃撃戦
2026年4月19日午前4時頃、チェンライ県メーサイ郡コチャン地区シーパデーン村のルアック川沿いの渡河地点で、タイ軍パームアン軍のタプチャオターク部隊第4騎兵中隊が麻薬取締法に基づき監視活動を行っていた。その際、8〜10人の不審なグループが袋を担いで隣国側からルアック川を渡ってタイ側に侵入するのを発見した。
軍が職務質問しようとしたところ、グループは身元不明の武器で発砲し、約5分間の銃撃戦に発展した。グループは地形に詳しいため、その知識を活かして逃走に成功。この銃撃戦で、タイ軍側に死傷者はなかった。
覚醒剤92kgを押収
銃撃戦後の午前7時、タイ軍は現場を捜索した。麻薬密輸グループの痕跡は発見されなかったものの、現場から覚醒剤(アイス)が入った4つの袋を発見した。押収された覚醒剤は、合計で92kg(1袋あたり23ブロック、1ブロック1kg)に上る大量だった。
これらの覚醒剤は、コチャン警察署に引き渡され、法的手続きが進められる予定だ。タイ北部の国境地帯は、歴史的に「ゴールデントライアングル」と呼ばれる麻薬の製造・密輸拠点に近く、麻薬犯罪が頻繁に発生している。
国境警備と麻薬対策の強化
パームアン軍のサティット・ワイアノン少将(麻薬予防・取り締まり作戦センター所長を兼任)は、今回の事件を受けて、国境地域での麻薬の阻止と取り締まりを継続的に強化するよう部隊に指示した。タイ政府は、麻薬密輸に対する警戒を常に強めており、国境付近の治安対策は重要な課題となっている。
タイとミャンマーの国境地域は、依然として麻薬密輸の主要ルートの一つであり、当局は厳重な監視体制を維持している。この地域での麻薬犯罪は、タイの治安に大きな影響を与えるため、今後も継続的な対策が求められる。


