タイ中部サムットソンクラーム県のメークローン市場で、20バーツ(約100円)のエビ購入を巡るトラブルから、男がBBガンとナイフで店主を脅迫する事件が発生しました。4月18日未明、妻が少額のエビを購入できなかったことに激怒した男が、武器を携えて店に押し入り、店主を威嚇したと報じられています。Khaosodの報道によると、男はその後警察に逮捕され、薬物検査で陽性反応が出たとのことです。
脅迫事件の勃発
2026年4月18日、サムットソンクラーム市警察のウィーラユット・パーティー副捜査官のもとに、メークローン市場で銃を持った男が海鮮店の店主を脅迫しているとの通報がありました。多くの買い物客が恐怖に陥れられ、現場は一時騒然としました。
警察官が急行すると、ジェンナロン容疑者(34歳)がホンダ・クリックのバイクで逃走しようとしており、警察はこれを制止し、身柄を確保しました。容疑者の身体とバイクからは、BBガン1丁と長さ約30cmのナイフ2本が見つかりました。
店主が語る事件の背景
被害に遭ったエビの店主は、震える声で事件の詳細を語りました。数日前、午前4時頃にジェンナロン容疑者の妻が20バーツ(約100円)分のエビを買いに来たといいます。しかし、店は開店したばかりで、タイの商慣習では「最初の客には少額販売をしない」という縁起担ぎがあり、店主は丁寧に断りました。半キロか1キロなら売ると説明し、容疑者の母親とも顔見知りであったため、罵り合いや喧嘩は一切なかったとのことです。
ところが、この出来事にジェンナロン容疑者が激しく不満を抱き、2回にわたって店主を脅迫しに現れました。1度目は前日、そして2度目の4月18日には、BBガンを携えて店に押し入り、店主の襟を掴んで銃を突きつけ「どうするつもりだ」と脅したため、店主は警察に連絡せざるを得ませんでした。
容疑者の逮捕と薬物反応
警察の取り調べに対し、ジェンナロン容疑者は脅迫の意図を一部否認し、エビを購入し、なぜ妻に売らなかったのか尋ねるつもりだったと主張しました。BBガンを携帯していた理由については、たまたま弾丸を購入する店を探していたところだったと弁明しています。
しかし、尿検査の結果、容疑者からは覚醒剤(ヤーバー)の陽性反応が出ました。ジェンナロン容疑者は、4~5日前に覚醒剤を使用したことを認めました。ウィーラユット副捜査官は、BBガンが脅迫に使われ、他者に精神的苦痛を与えたこと、さらにナイフの所持と薬物使用が確認されたことから、容疑者を違法な薬物使用、脅迫、不当な武器携帯の容疑で逮捕し、サムットソンクラーム市警察の捜査官に引き渡して、法的手続きを進める方針です。


