タイ国家警察はオンラインギャンブルの一斉取り締まりを強化し、2026年5月までに71万件以上のウェブサイトURLを閉鎖しました。来るサッカーワールドカップ期間中の賭博行為を阻止するため、AI技術を導入し、若年層への被害拡大防止に注力しているとKhaosodが報じました。
オンラインギャンブル対策の強化と成果
2026年5月31日、タイロング・ピウパン国家警察中将は、オンラインギャンブルの徹底的な取り締まりを進めていることを明らかにしました。キッティラット・パンペッチ国家警察長官の指示のもと、警察は2028年10月1日から2026年5月20日までの期間に、Facebook、LINE、TikTokなどのソーシャルメディアプラットフォームを含む合計717,425件のURLを閉鎖しました。現在も捜査と閉鎖作業は継続されています。
サッカー賭博阻止とAI技術導入
タナー・チュウォン国家警察副長官兼サイバー犯罪対策センター所長は、2026年5月から6月にかけて、309のオンラインギャンブルサイトを重点的に取り締まる計画を進めています。特に2026年6月に開催されるサッカーワールドカップ期間中のオンラインサッカー賭博を阻止するため、警察はAI技術を導入し、迅速かつ正確なウェブサイトの検出と閉鎖を目指しています。これにより、タイ国内での違法な賭博行為がさらに難しくなることが期待されます。
巧妙化する手口と若年層への影響
オンラインギャンブルのネットワークは、従来の「マネーミュール」(他人名義口座)から法人アカウント、PayPal、国際的な仲介口座、さらには仮想通貨へと手口を巧妙化させています。警察による厳しい取り締まりにもかかわらず、利用者の需要は依然として高く、2026年初頭には15歳から25歳の若者(Z世代)が400万人以上もオンラインギャンブルに関与していることが判明しました。これはタイ社会にとって深刻な問題となっています。
インフルエンサーによる勧誘と摘発
また、オンラインギャンブルプラットフォームは、インフルエンサーによるライブ配信やショート動画を通じた隠れた広告を利用し、経済的に困窮している人々を「一攫千金」の誘惑で引き込んでいます。しかし、これは高額な損失を招く危険な罠であり、警察はオンラインギャンブルへの勧誘を行ったインフルエンサーを逮捕しています。タイ警察は、このような行為に加担しないよう強く警告しており、違反者には厳格な法的措置が取られます。タイでのサイバー犯罪、特にギャンブル関連は厳しく取り締まられているため、旅行者を含め、注意が必要です。


