タイ中部チャチューンサオ県で、住宅街の空き地に高さ3メートルを超えるゴミの山が不法投棄され、住民が苦境を訴えています。この問題は、中国人グループが関与している疑いがあり、悪臭やハエの大量発生により、住民の健康と生活環境に深刻な影響を及ぼしているとKhaosodが報じました。
住宅街に突如現れた巨大ゴミの山
チャチューンサオ県ムアン郡バンプラ地区にあるバンプラビレッジに住むアリーラットさん(45歳)は、自宅隣の空き地に突如として現れた巨大なゴミの山に頭を抱えています。高さ約3メートルにも及ぶこのゴミの山には、木屑やビニール袋に加え、腐敗した牛乳のようなものが含まれており、強烈な悪臭と無数のハエが住民を悩ませています。この地域は住宅が密集する開発区の真ん中に位置しており、住民は病気の発生や環境汚染への深刻な懸念を抱いています。
不審な外国人グループとトラックの出入り
アリーラットさんの話によると、この土地は元々彼女が所有していましたが、売却後にしばらく荒れ地となっていました。その後、土地が整地され広大な空き地になったため、当初は開発が進むと期待していました。しかし、最近になって夜間に作業員が出入りするようになり、さらに不審な動きが目撃されました。数日前には、約10人の中国人男性グループがこの場所で話し込んでいるのが確認され、その後、10輪トラックが次々とゴミ袋を運び込み、投棄を始めたといいます。アリーラットさんは当初、一時的な保管場所だと考えていましたが、ゴミの量は急速に増加していきました。
悪化する衛生環境と住民の不安
ゴミの中には腐敗した牛乳のようなものも含まれており、風が吹くたびにひどい悪臭が漂い、特に夜間は耐え難いほどだといいます。さらに、大量のハエがゴミにたかり、生活環境は劣悪な状態です。一人暮らしのアリーラットさんは、夜間にも作業員が出入りすることから、身の安全に対する不安も感じています。この状況は、タイの多くの地方で問題となっている不法投棄の実態を浮き彫りにしています。
行政への訴えと未解決の現状
アリーラットさんと他の住民は、バンプラ地方行政機関に対し、直接訪問やLINEグループを通じて苦情を申し立てました。しかし、現在に至るまで何ら解決策は講じられていないとのことです。アリーラットさんは関係機関に対し、「このゴミがどのような種類のものなのか、適切な許可を得ているのかを早急に調査し、住民の健康と環境に悪影響が及ぶ前に、この巨大なゴミの山を速やかに撤去してほしい」と強く訴えています。当局による迅速な対応が求められています。


