ホームタイハジャイでモノレール計画が前進、空港延伸も承認

ハジャイでモノレール計画が前進、空港延伸も承認

※画像はイメージです(AI生成)

タイ内閣は、ソンクラー県ハジャイ市におけるモノレールプロジェクトの実施権限をタイ高速度交通公社(MRTA)に承認した。これにより、ハジャイ国際空港への第2期延伸を含む、総延長22.41kmの路線整備計画が本格的に始動する見込み。バンコクポストの報道によると、この決定は南部地域の交通インフラ強化と経済発展に寄与すると期待されている。

内閣承認でプロジェクトが本格化

タイ内閣は8月5日、MRTAがソンクラー県で鉄道サービスを運営する権限を追加する王室令草案の原則を承認した。この決定により、MRTAはハジャイ・モノレールプロジェクトを正式に推進する権限を得て、実現に向けた重要な一歩を踏み出した。MRTAのガートパジョン・ウドムタマパクディ総裁は、このプロジェクトがソンクラー県の鉄道網を完成させ、都市と空港間の接続性を向上させると述べている。

ハジャイ国際空港への延伸計画

承認された計画では、第1期としてハジャイ地区のクロン・フワから乗合バンターミナルまでの全長12.54kmのモノレールが建設される。これには12の駅とクロン・フワにメンテナンスセンターが設置される予定だ。さらに、MRTAは第2期として、乗合バンターミナルからハジャイ国際空港までの9.87kmの延伸区間の調査に着手する。これにより、モノレールの総延長は22.41kmとなり、ハジャイの交通アクセスが大幅に改善されることが期待されている。

プロジェクト推進の背景と元県知事の貢献

ソンクラー県行政機構の元総裁であり、元内務副大臣でもあるニポン・ブニャマニー氏は、以前からハジャイの鉄道プロジェクトを推進してきた人物だ。彼は最近、ガートパジョンMRTA総裁と会談し、プロジェクトの進展に感謝を伝えた。ニポン氏は、県行政機構が以前に実現可能性調査と設計調査を委託したが、大規模な鉄道プロジェクトを実施する予算が不足していたため、MRTAの関与を求めたと説明している。その後、運輸省、MRTA、県行政機構は、MRTAがプロジェクトを引き継ぎ、既存の調査を更新することで合意したという。

都市開発と洪水対策への期待

ニポン氏は、将来の都市開発においては、自動車ではなく人を都市に移動させることを優先すべきだと強調し、これにより交通量を削減し、公共交通機関を改善できると指摘した。また、ハジャイが抱える洪水リスクに対応するため、高架構造物や排水システムの設計にも配慮するよう求めている。彼は「完成すれば、ハジャイ・モノレールは単なる公共交通システム以上のものとなるでしょう。投資、観光、南部経済を支える重要なインフラとなり、より効率的で持続可能な移動手段を提供するでしょう」と期待を表明した。

今回のハジャイ・モノレール計画の承認は、タイの地方都市におけるインフラ整備の重要性を示す事例と言えるでしょう。タイでは、経済発展と都市部への人口集中が顕著化しており、公共交通網の強化は喫緊の課題となっています。特に地方都市では、経済回廊の開発と連携した交通インフラ整備が、地域全体の経済成長を促進する上で不可欠です。

このモノレールプロジェクトは、ハジャイ国際空港へのアクセス改善だけでなく、周辺地域の不動産開発や観光業にも大きな影響を与える可能性があります。南部タイのビジネス拠点であるハジャイの交通利便性が向上することで、新たな投資機会が生まれることも期待されます。在住日本人にとっては、南部タイへの移動がよりスムーズになり、観光やビジネスの選択肢が広がるポジティブな変化と言えるでしょう。

AsiaPicks 編集部
AsiaPicks 編集部
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