バンコクのBTS車内で、タイ人女性が騒がしいイタリア人学生グループに注意したところ、暴言や性的な嫌がらせを受けた。この女性はサムレー警察署に被害届を提出し、タイ全体への謝罪を求めている。Khaosodが報じたこの事件は、ソーシャルメディアで広く批判を呼んでいる。
バンコクのBTSで起きた外国人観光客とのトラブル
2026年7月25日、バンコクのBTS車内で、25歳のタイ人女性「スガット」さんが、騒がしいイタリア人学生グループに注意したことがきっかけで、深刻なトラブルに発展しました。スガットさんは仕事帰りで、サイアム駅からバーンワー駅に向かうBTSに乗車中、サラデーン駅で乗り込んできた約48人のイタリア人学生グループの騒音に耐えかねて注意しました。
「静かにしてほしい」との訴えに暴言と嫌がらせ
スガットさんが英語で「静かにしてくれませんか」と丁寧に伝えたにもかかわらず、学生たちはイタリア語で不適切な言葉を浴びせ、さらにアジア人に対する差別的な態度や性的な嫌がらせ行為に及んだとされています。このグループには引率の大人もいましたが、学生の行動を制止するどころか、「これだけ大勢いれば静かにできるわけがない」「あなたたちの国に金を落としてやってるんだから文句を言うな」といった発言で擁護したといいます。
警察への被害届提出とタイ社会の反応
学生グループがトンブリー駅で降車した後も、嫌がらせは続いたとスガットさんは証言しています。事件発生時、他の乗客からの援助は一切なく、孤立無援だったと感じたスガットさんは、「注意した自分が悪かったのか」と深く悩んだ後、サムレー警察署に被害届を提出し、法的措置を取ることを決意しました。警察は現在、証拠を収集し、イタリア人学生グループに対する告訴手続きを進めています。
タイでは近年、増加する外国人観光客との間でマナーに関する問題が浮上しており、公共交通機関での騒音や振る舞いが議論となるケースも少なくありません。今回の事件は、タイ社会全体に大きな波紋を広げ、外国人観光客のマナーや文化的な配慮の欠如に対する懸念を改めて浮き彫りにしています。
「タイとタイ人への謝罪を」とスガットさん
スガットさんは、自身の被害に対してではなく、「タイという国とタイ人全体に対して、彼らの行動について心からの謝罪をしてほしい」と訴えています。また、この事件を受けてソーシャルメディア上で学生グループを特定する動きが活発化していますが、スガットさんは過度な報復や暴力を控えるよう呼びかけ、タイのイメージを損なわないよう冷静な対応を求めています。


