タイのホテル大手デュシット・インターナショナルが、インドの聖地リシケシに新たな高級ホテル「デュシット・プリンセス・リシケシ」を2031年に開業すると発表しました。ヒマラヤ山麓に位置するこのホテルは、スピリチュアリティとウェルネスを融合した体験を提供します。The Thaigerによると、デュシットはインド市場での長期的な成長を見込んでおり、事業拡大を加速させています。
インド・リシケシにウェルネスリゾートが誕生
タイを拠点とするホテル・不動産会社デュシット・インターナショナルは、高級不動産開発会社アトモスフィアとホテル運営契約を締結し、インドのウッタラーカンド州テヘリ・ガルワール地域にあるリシケシに「デュシット・プリンセス・リシケシ」ブランドを導入します。2031年の開業を予定しているこの複合施設は、ヒマラヤ山麓に位置し、インドで最も有名なスピリチュアリティ、ウェルネス、アドベンチャーツーリズムの目的地の一つとして知られるリシケシの魅力を最大限に活かします。現代的なホスピタリティと、周囲の景観にインスパイアされたウェルネス重視の体験が融合される設計です。
豪華な客室と充実した施設
「デュシット・プリンセス・リシケシ」は、ホテル客室と豪華なデュプレックスヴィラを含む合計300室を提供し、レジャー旅行者とビジネス旅行者の両方に対応します。ゲスト施設には、ロビーラウンジ、ビジネスセンター、オールデイダイニングレストラン、屋外スイミングプール、設備の整ったジム、ヨガルーム、多目的イベントスペースが含まれます。
さらに、クラブハウスでは、スパ、インフィニティプール、約250席のレストラン、スカッシュコート、ミニプレックス、ボウリング場、屋内ゲームなど、さらなるウェルネスとレクリエーションの選択肢が加わり、滞在を一層豊かにします。
インド市場での拡大戦略
今回の契約は、昨年12月に開業した「デュシットD2ファグ・シムラ」に続くもので、デュシット・インターナショナルのインド全土における不動産開発パイプラインの拡大を象徴しています。デュシット・インターナショナルのグローバル開発担当副社長シラデジ・ドナヴァニク氏は、インドを「戦略的な成長市場であり、ゲートウェイ都市と新たなレジャー目的地の両方で強力な長期的な可能性を秘めている」と述べています。
アトモスフィアの会長兼マネージングディレクターであるサンチット・ジェイン氏も、この提携を歓迎し、「デュシット・プリンセス・リシケシは、ウッタラーカンド州で没入型で洗練された滞在体験を求める旅行者にとって、際立った隠れ家となるでしょう」と語っています。
タイを代表するホテルグループであるデュシット・インターナショナルが、インド市場、特にスピリチュアルな聖地リシケシに大規模投資を行う背景には、アジアにおけるウェルネスツーリズム需要の高まりと、インド経済の力強い成長があります。近年、ストレス社会からの脱却や自己探求を求める人々が増え、心身のリフレッシュを目的とした旅行が世界的に注目されており、ヨガの発祥地でもあるリシケシはその象徴的な存在です。デュシットは、このような市場の構造変化を的確に捉え、タイで培ったホスピタリティとウェルネスのノウハウを、成長著しいインド市場で展開することで、新たな顧客層の獲得を目指していると言えるでしょう。
この動きは、在タイ日本人を含むアジアからの旅行者にとって、インドの新たな魅力を発見する機会を提供します。これまでリシケシは、バックパッカーやスピリチュアルな探求者が訪れる場所というイメージが強かったかもしれませんが、デュシットのような国際的な高級ホテルが進出することで、より幅広い層が快適にウェルネス体験を楽しめるようになります。タイの企業が海外で成功を収めることは、日本の観光客がタイのブランドを再認識するきっかけにもなり、将来的にはタイとインド間の観光交流の活性化にもつながる可能性があります。
- リシケシのおすすめスポット:
- ラクシュマン・ジュラ橋: ガンジス川にかかる吊り橋で、美しい景色が楽しめます。
- トリヴェニ・ガート: 毎晩、アーティ(礼拝)が行われ、スピリチュアルな雰囲気を体験できます。
- ビートルズアシュラム: かつてビートルズが滞在したアシュラム(修行場)の跡地。


